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面接の達人
【第3回】 2011年12月22日
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中谷彰宏 [作家]

志望動機で通る人 志望動機で落ちる人。
志望動機で言うべきこと 言っては絶対いけないこと

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就活本のロングセラー『面接の達人』。面接対策本として多くの学生に支持されてきた「メンタツ」の本文から構成して連載をお届けします。第3回の今回は、第3章「志望動機で通る人 志望動機で落ちる人」から一部を掲載いたします。

志望動機は、会社のオベンチャラを言っていいのか

  自己紹介が終わったら、
  「それでは、志望動機をおっしゃってください」
  というふうに進む。
  「御社は、業界2位で、1位にはない活気があって、クリエイティブ力も優れていて……」
  という[オベンチャラ男]が多い。

  志望動機は、会社のオベンチャラを言うことではない。
  だから、古い面接本にある、「御社の将来性と、自由な社風」というのが、言葉づかい以前に、根本的にハズレであることがわかると思う。
  会社のオベンチャラを言えば、面接官も気持ちいいから、和やかに話は進むだろう、というのは、素人の発想で、同じオベンチャラを何百回と聞かされるとウンザリする。
  どうせオベンチャラなら、ユニークなものにしてほしいのだが、どれもこれも浅くて似たり寄ったりなのだ。
  だからといって、けなせと言っているのではない。

  面接は、あくまで自分を売り込みに行く取引だ。
  「私は、あなたの会社を、きっと儲けさせますよ。こんな人間を採らないと損ですよ」
  という自分の売り込みなのだ。
  いくら会社をほめても、自分の売り込みにはならないのだ。

  「御社の将来性」ではなくて「自分の将来性」でないといけないのだ。
  志望動機がどうしても難しかったら、その問題は捨てるつもりで、自己紹介をもっと考えるのだ。
  そうすると、志望動機のヒントが浮かんでくる。
  なぜなら、志望動機は、自己紹介の中に、必ず隠されているからだ。
  自己紹介があやふやなうちは、志望動機に手を付けるな。
  自己紹介がまともにできなくて、志望動機が言えるわけがないのだ。自己紹介は答えがないので難しい。自己紹介から逃げてはいけない。
  数学でいえば、この2つの設問はつながっていて、設問①の答えが間違っているのに、設問②の答えが合うわけがないのだ。

会社へのオベンチャラを言わない。
志望動機にいきづまったら自己紹介に戻る。
志望動機は、自己紹介の中にある。

 

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    中谷彰宏 [作家]

    1959年4月14日、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。ベストセラー「面接の達人」シリーズを含め、著書多数。中谷彰宏公式ホームページ
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