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結婚を後悔しない50のリスト 植木理恵&ゼクシィ編集長との特別対談
【第2回】 2012年10月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
大塚 寿 [エマメイコーポレーション代表取締役],植木理恵,伊藤 綾

正社員よりパートの方が幸せ!?
複数のペルソナで結婚生活もうまくいく
植木理恵×大塚寿 対談【後編】

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自分のキャラクターが少ない人ほど精神的に折れやすい。それは結婚生活でも同じで、複数の顔を持つことが、家庭円満や幸福感とも密接に関係しているようだ。『ホンマでっか!?TV』等で活躍する人気心理学者の植木理恵さんと、新刊『結婚を後悔しない50のリスト』の著者・大塚寿さんが語る、心理学にみる結婚マネジメントのコツとは。

ペルソナを複数持つことで
結婚生活も円満になる

大塚前編で心の健康を保つためにも、1人の人間が5つくらいのペルソナを持つことが大切とうかがいましたが、具体的にはどんなものが考えられますか?

うえき・りえ/1975年大分生まれ、東京大学大学院教育心理学コース修了。現在は慶應義塾大学で教鞭をとるとともに、都内大学病院にて臨床心理士として勤務。フジテレビ系列「明石家さんまのホンマでっか!?TV」にて心理評論家として人気を集める。『本当によくわかる心理学』など、心理学を分かりやすく書いた著書多数。

植木:何でもいいと思うんですよ。まずソフトインテリ、ハードインテリっていうのはある意味、2つのペルソナですよね。その他にも例えば「子どもに優しいお父さん」とか、「釣りに没頭する趣味人」とか、それに取り組んでいるときは集中して他の何者でもなくなっている、というような時間を作るということ。

 専業主婦の場合も、子どもには「お母さん」というペルソナで接し、夫には「妻」というペルソナで接する。外に出かけたときは「女」になるというのでもいいんです。

大塚:例えば、ペルソナごとに名前を付けてみるのはいかがですか?ちなみに家では僕、「大塚寿」のほかに、「ことぶき」「ことぶきお」「ロドリゲス」っていうニックネームがあるんです。

植木:ロドリゲス?なんですか、それは(笑)。

大塚:どういうキャラクターかという明確な設定があるわけではないのですが、替え歌で鼻歌、歌っている時に、音が面白くて自分で作っちゃったんです(笑)。息子たちと遊んでいるときなんかは、「ロドリゲス」と自称することがよくあるんですよ。「パパは許してもロドリゲスは許さない」とか。いまや我が家ではものすごく有名なキャラクターになっていて。

植木:よくわからないところもありますが(笑)、でもいいんですよ。ペルソナは本人が了解していれば何だっていいんです。

大塚:我が家では娘とか息子にもTPOに合わせて「プー」とか「ポン太郎」とかいろんなニックネームを与えているんです。この前は、娘がアフロヘアーのかつらをかぶってサングラスを掛けて遊んでいたから、「ボンゴちゃん」っていう新しいキャラを作りました。

植木:茶目っ気たっぷりの家族ですね。柔軟にいろんなキャラが存在しているっていうのは家庭を明るくしますし、健全です。お父さんはお父さんらしく、娘は娘らしく、みたいな家のほうが、家族の具合が悪くなりがちですから。

おおつか・ひさし/1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)にてMBAを取得。現在、オーダーメイド型企業研修を展開するエマメイコーポレーション代表取締役。学生時代、会社員時代、米国留学時代を通じ、数多くの合コンを企画、そこから多数のカップルが生まれ、結婚に至っている。現在も、東京・青山にあるダイアログ・イン・ザ・ダークで暗闇婚活「Kids」(婚活イン・ザ・ダーク・スペシャル)をプロデュースし、高率でカップル、成婚者を生み出す。著書に『40代を後悔しない50のリスト』など多数。

大塚:そうですか、ほっとしました(笑)。ただロドリゲスは僕が勝手に作ったキャラですが、普通は違う環境に身を置くだけで新しいペルソナってできるものですよね。テニススクールに入ったり、絵画教室に通ったり、いつもの自分とは全然違う何かを始めたら、自然と新しい顔が生まれてくる。

植木:もっと言えば、朝、会社行く前にウォーキングするとか、会社から帰る前に寄り道するというだけでも、会社のときの自分と合わせて3つのペルソナができるわけです。だからペルソナを複数持つといっても、難しく考える必要なんてないんですよ。

大塚:いろいろなペルソナを切り替えながら生活したら本人が幸せだというだけでなく、家庭が明るくなったり、夫婦関係も円満になったりする理由は何ですか?

植木:ペルソナが何個かあると、その場その場によりふさわしいものを選びとり、相手に合わせられる余裕を持てるからです。1つしかなかったら、もう頑なに通すしかない。

 いろんなパターンを持っているからこそ、ここぞというときの選択が上手くいくんじゃないでしょうか。仕事人間になるべきときには徹底し、よき夫になるときはなり切る。仕事と家庭を上手にマネジメントする秘訣ですよね。

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大塚 寿(おおつか・ひさし) [エマメイコーポレーション代表取締役]

1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)でMBAを取得。現在、オーダーメイド型企業研修を展開するエマメイコーポレーション代表取締役。
挫折の多かった10代、「もっとやれるはずだ」という想いと現実とのギャップに悶々とした20代を過ごした。なんとか現状を変えようと、リクルートの営業マンという立場から、社内外の大手企業・中小企業の管理職や経営者1万人以上にアドバイスを求めるが、その中でも40代を後悔している人が特に多いことを発見。その轍を踏まないように準備し、40代で自己実現を果たす。歴史上の成功者よりも、身近な市井の人の成功・失敗に学ぶことの合理性を痛感している。
著書にシリーズ累計28万部の『40代を後悔しない50のリスト』『30代を後悔しない50のリスト』『結婚を後悔しない50のリスト』(以上ダイヤモンド社)など多数。

植木理恵(うえき・りえ)

1975年大分生まれ、東京大学大学院教育心理学コース修了。現在は慶應義塾大学で教鞭をとるとともに、都内大学病院にて臨床心理士として勤務。フジテレビ系列「明石家さんまのホンマでっかTV」にて心理評論家として人気を集める。『本当によくわかる心理学』など、心理学を分かりやすく書いた著書多数。

伊藤 綾(いとう・あや)

料理書籍の出版社を経て2000年にリクルート入社。ゼクシィ事業部に配属。2006年に首都圏版編集長。出産を経て2009年に復職し、2010年首都圏版編集長、2011年4月よりゼクシィブランド編集長。ブランディング、CMプロモーション、ゼクシィ本誌の編集出版、ブライダルマーケットの現状分析と未来予測等に従事。中長期的なカスタマーマーケティングをメディアづくりの基軸とし、2007年8月「花嫁1000人委員会」、2012年5月「花婿100人委員会」を設立。“5時に帰る編集長”として双子の育児との両立に挑戦中。


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