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WBC山本浩二監督の“金髪・茶髪禁止令”に
野球界から批判の声が聞こえないのはなぜか

相沢光一 [スポーツライター]
【第236回】 2013年1月29日
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 WBC開幕(日本代表が戦う第1ラウンドは3月2日~6日・ヤフードーム)まで約1ヵ月。代表候補となっている選手は例年より早く自主トレをスタートし、日本のボールとは感触が異なるWBC公式球での練習を行うなど準備は整いつつあるようだ。

 今後は2月1日からの自チームのキャンプに参加、15日からの代表キャンプを経て候補選手33人が最終登録の28人に絞られ、大会に臨むことになる。

サッカーの日本代表は
茶髪・金髪当たり前なのになぜ?

 ところで年頭、山本浩二監督は代表選手に対して、服装、髪の毛、態度に関する規定を設けたと話した。茶髪、金髪、長髪、ひげはダメ、穴開きジーンズやサンダルをはくのもいけないという内容のようだ(明文化されておらず、目についたら注意するというものらしい)。要は日本代表として恥ずかしくない品格を持てということだ。

 ご存じのように日本はWBCを連覇した。今回は、さらにマークが厳しくなる。期待に応えて3連覇を達成するのは簡単なことではない。が、もし負ければ第1回の王監督、第2回の原監督と比べられ、批判を浴びることは確実。そうしたリスクを怖れて監督の引き受け手がいない中、応じた山本監督には男気が感じられる。

 その山本監督が自分の感性に合う代表チームを作ろうとしているのだから、仕方がないともいえるが、プロのトップレベルの選手に対する年頭の注意が、髪や服装、態度というのは違和感がある。

 同じ代表でもサッカーの日本代表には髪や服装のことを細かく注意する監督はいない。現代表の本田圭佑は金髪がトレードマークだし、茶髪や長髪、ひげを伸ばした選手も少なくない。過去にも金髪の選手は何人もいた。2002年日韓W杯の戸田和幸などは赤く染めたモヒカンでプレーした。外国ではタトゥーを露わにする選手も当たり前のようにいる。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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