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【対談連載】ともに戦える「仲間」のつくり方
【第2回】 2013年4月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]

「楽天イーグルス」創業という「劇薬」が、僕らを変えた
――仲間を巻き込むコミュニケーションとは?
元楽天イーグルス創業メンバー対談
【小澤隆生×南壮一郎】(その2)

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起業の苦難や楽しさを仲間づくりの視点から赤裸々に描いた『ともに戦える「仲間」のつくり方』の著者、南壮一郎氏。今回は南氏の先輩として楽天イーグルスの立ち上げ事業を率いた小澤隆生氏との対談の中編をお届けします。「楽天イーグルス」という共通の「強烈な経験」は、2人をどう変え、仲間のつくり方にどう影響したのでしょうか?(構成:朝倉真弓)

楽天イーグルスという“劇薬”

 楽天イーグルスの立ち上げでは常軌を逸したような数々の経験があり、小澤さんと一緒にいろいろなことを味わいました。小澤さんは、「楽天イーグルスの創業期は、最初から優秀な仲間が集まっていたのか?それとも経験が僕たちを進化させたのか?」とフェイスブックで問われていましたが、そのあたりについてどうお考えですか。

小澤 結論から言うと、僕たちは進化したんだと思います。確率論的に、そんな優秀な人間ばかりが集まるわけはありませんから。人間は誰でもやればできるというのが、僕の持論です。優秀な人でなければものごとを成し遂げられないということはありません。

 それには明確な理由があります。僕は、楽天を辞めたあとに旧長州藩と薩摩藩の足跡をたどる旅をしました。それで気づいたのですが、高杉晋作と桂小五郎の家は、50メートルと離れていないんです。大久保利通と西郷隆盛の家は300メートルぐらいの距離で、同じ町内です。これは「ライト・タイム、ライト・プレイス」なんですね。いい時期に居合せれば、人間というのは誰でもなんでもできるんだ、と。

 それには、なんらかの「劇薬」が必要なんです。その劇薬というのは、明治維新という時代かもしれないし、吉田松陰という先生かもしれない。何かしら加わると人間はドーンと進化する。

 つまり、僕らにとっての劇薬は「楽天イーグルス」だったと思うわけです。そこにいた人がIQ200の天才とか、エグゼキューションの神様だったとかではまったくなく、どこにでもいる平凡な人間が楽天イーグルスという劇薬を飲み込んだことによって進化したに違いないと思うんです。

「楽天イーグルス」創業期のお話は、今回の対談で最も盛り上がった話題のひとつ。
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南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]

1999年、米・タフツ大学数量経済学部・国際関係学部の両学部を卒業後、モルガン・スタンレー証券に入社し、M&Aアドバイザリー業務に従事。その後、香港・PCCWグループの日本支社の立ち上げに参画。幼少期より興味があったスポーツビジネスに携わるべく、2004年、楽天イーグルスの創業メンバーとなる。チーム運営や各事業の立ち上げサポート後、GM補佐、ファン・エンターテイメント部長などを歴任し、初年度から黒字化成功に貢献。 2007年、株式会社ビズリーチを設立し、代表取締役に就任。日本初の個人課金型・転職サイト「ビズリーチ」を運営。2010年、プレミアム・アウトレットをイメージしたECサイト「LUXA(ルクサ)」を開始。2012年、ビズリーチのアジア版「RegionUP(リージョンアップ)」をオープン、2013年2月、IT・Webエンジニアのためのコラボレーションツール「codebreak;(コードブレイク)」をオープン。著書に『ともに戦える「仲間」のつくり方』『絶対ブレない「軸」のつくり方』(ともにダイヤモンド社)がある。

 


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