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経済は世界史から学べ!
【第10回】 2014年3月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
茂木誠 [駿台予備学校 世界史科講師]

“ウクライナ問題はなぜ終わらないのか”
「ロシアVSアメリカ・EU」の歴史的背景とは?

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本日のテーマは、緊張状態が続く「ロシア・ウクライナ問題」です。新聞やニュースを見ても、「ロシアが悪いことをしているの?」「どうしてアメリカが口を出すの?」「ウクライナってどんな国?」という疑問が出てくるのではないでしょうか。詳しく見ていきましょう。

ロシアとウクライナ。
両国にはどんな歴史があったのか?

 ロシアとウクライナは、もともと「ルーシ」という同じ民族でした。ギリシアのキリスト教(ギリシア正教)を受け入れ、文化的にはヨーロッパの一員なのです。しかし「ルーシ」は、モンゴル軍の侵攻によって破壊されてしまいます。

 その後、黒海沿岸の草原地帯ではコサックと呼ばれる「武士団」が成長し、モンゴル支配を脱すると、西の隣国ポーランドの保護下に入りました。これがウクライナです。

 北方では、モンゴル支配を脱したモスクワの政権――ロシア帝国が強大化します。このロシア帝国がポーランドを滅ぼし、ウクライナも併合してしまったのです。

 ロシア革命に乗じて一時、独立したウクライナでしたが、ソ連(共産ロシア)によって再征服されます。スターリンはウクライナに輸出用穀物の供出を強制し、外貨を稼ぎました。この結果、ウクライナでは数百万人が餓死する大飢饉が起こります。

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茂木誠(もぎ・まこと) [駿台予備学校 世界史科講師]

駿台予備学校世界史科講師。
「東大世界史、難関国立大世界史」等の講座を担当。映像を駆使したストーリー仕立ての講義は、「歴史の流れ」がわかると大好評。予備校の東大受験クラスから初学者まで、あらゆる学力の生徒を教えるテクニックがある。時事問題を歴史的な切り口から考察する『もぎせか館ブログ』を運営するブロガーとしての顔も持つ。

 


経済は世界史から学べ!

本連載は「世界史というレンズ」を通して、経済をより深く理解するというアプローチをとったものです。
経済(お金)に関する事柄は、ある日突然生まれたものではなく、歴史的な必然性を持って生まれます。
ゆえに、その歴史の必然性を知ることで、経済をより深く理解することができるのです。
増税、TPP、円高、デフレ、バブル、国債、恐慌etc。
「そのとき、何が起こっていたのか」という歴史の流れを知ることで、経済の「なぜ」「どうして」がスッキリわかるようになります。
著者は、駿台予備校講師の茂木誠氏。「東大世界史」「難関国立世界史」等の講座を担当する実力派です。
歴史の流れをわかりやすく、そして深く理解させるプロフェッショナルが、「経済を世界史から学ぶ」という試みに挑戦します。

「経済は世界史から学べ!」

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