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男のアンチエイジングと「食」

「糖質を減らして肉を多く食べる」だけもダメ
老化スピードを抑える「低GI食品」の上手な摂り方

久保 明 [東海大学医学部 抗加齢ドック教授/慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授]
【第4回】 2014年3月28日
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食後血糖値の急上昇を抑える「低GI食品」

前回、同じ食事でも食べる順番を工夫することで、食後の急激な血糖値上昇が防げることをお話しました。「懐石料理」のように、野菜や海草、豆類など「食物繊維」を多く含む料理をまず食べ、次に肉や魚などの「たんぱく質」の料理、最後にご飯などのでんぷん、「糖質」を食べるというものです。

 この順番で食べてみるとわかりますが、最後のご飯に行く頃には、かなりお腹が満たされています。いつもより少ないご飯の量でも満腹になるわけで、ご飯の量が減ればカロリーも減りますから、こうしたダイエット法があるのも納得です。

 食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、糖の吸収を抑える効果が大きいのは水溶性の方です。青菜、キノコ、海草やオクラ、納豆などのネバネバ食材に多く含まれています。これら水溶性の食物繊維を初めに食べておくと効果が高いのです。ちなみに不溶性の食物繊維はゴボウ、ブランシリアルなどに多く含まれています。

 食後の血糖値を急上昇させない、つまり老化を促進するAGE(終末糖化産物)をなるべく発生させないようにし糖化を抑制する食事法には、「懐石食べ」の他に「低GI食品」を選んで摂るというものがあります。

 GI(グリセミック・インデックス)値とは、食後の血糖値の上昇を数値化したものです。この数値が低ければ、同じカロリーの食事でも、食後血糖値の上昇が抑えられるのです。

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久保 明 [東海大学医学部 抗加齢ドック教授/慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授]

1979年慶應義塾大学医学部卒業。1988年米国ワシントン州立大学医学部動脈硬化研究部門に留学。「高輪メディカルクリニック」を設立し16年間院長を務め、現在は東海大学医学部付属東京病院、医療法人社団湖聖会銀座病院、医療法人社団健育会石川記念病院で診療を行う。人の老化度を測る「健康寿命ドック」を開発し、その結果に基いたソリューション(運動や栄養指導)を実践。生活習慣病の診療と予防医療・アンチエイジング医学の確立に注力。サプリメントやスポーツ医学の世界最先端の情報と実践を駆使した講演や企業のアドバイザーとしても活動している。


男のアンチエイジングと「食」

「アンチエイジング」というと女性特有のテーマに思われがちだが、男性もいつまでも若々しく元気なほうが魅力的。実際、「見た目が若く見える人の方が老けて見える人より長生きする」という研究もあるほどで、老化を考えることは、健康そのものを考えることに直結する。そこでこの連載では、「いつまでも若々しくいたい」「いつまでも元気でいたい」「何歳になっても女性にモテたい」と願う男性に向けて、男性目線のアンチエイジングと、それを支える食について考える。

「男のアンチエイジングと「食」」

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