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高城幸司が聞く「社長直伝 仕事の極意」

タリーズコーヒーインターナショナル 松田公太 会長 に聞く【後編】
「逆境の時こそ、強くなれるチャンス」

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【最終回】 2009年6月24日
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 今回も前回に引き続き、タリーズコーヒーインターナショナル会長の松田公太氏に「仕事の極意」についてお話を伺います。今回はその【後編】です。前回【前編】はこちら


■ 社長ファイルNo.10 ■

タリーズコーヒーインターナショナル 会長
クイズノスアジアパシフィック 社長
松田公太 氏

■ 松田社長が選んだ「仕事の極意」(スキル)は・・・ ■

アイデア・発想/モチベーション

松田公太(タリーズコーヒーインターナショナル会長/クイズノスアジアパシフィック社長)
1968年、宮城県生まれ、東京育ち。父の転勤で5歳~18歳までをアフリカ・セネガル、米国・マサチューセッツ州で過ごす。1986年に帰国し、筑波大学国際関係学類に入学。1990年に三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。在行中に起業を決意し、離職。1年以上に及ぶ交渉の結果、1997年28歳の時にタリーズコーヒーの日本経営権を取得、翌年タリーズコーヒージャパン(株)を設立し、300店舗を超える一大チェーンに成長させた。しかし2007年、突如社長を退任。翌2008年より活動拠点をシンガポールに移し、タリーズコーヒーインターナショナル、クイズノスアジアパシフィックを設立。アジア環太平洋諸国での新たなチェーン展開を進めている。著書に「仕事は5年でやめなさい」(サンマーク出版)がある。

アリがゾウに立ち向かう!?
「銀座コーヒー戦争」の幕開け

高城 前回は、松田さんの“知られざる過去”について伺いました。そこで今回は、タリーズ第1号店を銀座に開店した当時の話を伺いたいと思います。

松田 最初の大きな課題は、日本でタリーズを誰も知らなかったことです。地元シアトルの人でさえ、半数ぐらいしか知らない小さなチェーンでしたから、当然といえば当然です。ちょっと前に上陸していたスターバックスに比べると、まさにゾウとアリのようなものです。それにショップ自体も、同じ銀座にあるスタバに比べて、狭くてわかりにくい場所にありました。道行く人はいつも多いのに、ほとんど素通りされるだけの毎日でした。

 そこで、いろいろ考えました。たとえば、ちょっとした時間を見つけては、プラスチックのカップを持って銀座の街を歩き回りました。これには2つの意味があります。第一に、当時はコーヒーをテイクアウトするという感覚がなかったので、これを日本で流行らせるため。そして第二に、カップに印刷されたタリーズのロゴマークを見せることで、少しでも知名度を上げるためです。すれ違う人の目に止まりやすいように、ずいぶん不自然な持ち方をして歩いた覚えがあります(笑)。

高城 わかります。私も本を出したとき、担当の編集者さんに「電車の中でわざと読んで!」とお願いしましたから。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
株式会社セレブレインホームページ
高城幸司氏ブログ

 


高城幸司が聞く「社長直伝 仕事の極意」

仕事をするうえで最も大切にすべきスキルは何か。そこで当連載では、いま注目されている企業の社長にインタビュー取材。自分の強みであり、成果を生み出す源泉となっている「仕事の極意」について語ってもらう。

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