フロイトやユングと並ぶ心理学の巨人・アドラーは、現代を生きる私たちに人生観が変わるほどの気づきを与えてくれます。その教えをわかりやすく説いた『嫌われる勇気』は今や37万部のベストセラー。本連載では『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎氏が、職場や日常生活で起こりうる皆さんのお悩みを「アドラー流」に解決いたします。
今回のお悩みは、34歳の男性によるもの。アドラー流の解決策はどのようなものでしょうか?


【今回のお悩み】

「お盆に帰省するのが憂鬱です。
 子どもはまだか?と親戚中から言われます。」(34歳・男性)


結婚して4年になりますが、いまだ子どもに恵まれず、昨年から不妊治療をはじめました。うちの田舎は、遠慮をしない人たちでプライバシーとか一切気にしません。
昨年、帰省したときに「子どもはまだか?」とずっと言われ、妻も私も悲しい気分になりました。
遠慮のない人たちなので、不妊治療のことを言えば、もっと何か言われると思います。兄夫婦の子どもが生まれつき目が悪かったのですが、「かわいそう、かわいそう」とずっと言われていて、とても嫌な気分になりました。
他人を気遣うカルチャーがなく、悪気はなく思ったことを言ってくる田舎の人たちの言葉に、傷つかないためにはどうしたら良いですか?