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「インドIT産業の減速は一時的」
インフォシスCEOに聞く

週刊ダイヤモンド編集部
【第23回】 2008年9月17日
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インドの経済成長を牽引してきたIT産業の減速が続いている。最大の需要地である米国経済の失速が響いたためだ。日本円にして4000億円の年商を誇る大手の一角、インフォシス・テクノロジーズも4-6月期に売上高、利益ともに伸び率が鈍るなど、苦戦を強いられている。同社のゴパラクリシュナンCEOに、現状認識と今後の見通しを聞いた。(聞き手/ジャーナリスト マイケル・フィッツジェラルド)

ゴパラクリシュナン(S.Gopalakrishnan)
インフォシス・テクノロジーズ S.ゴパラクリシュナンCEO

―足元の業績をどう見ている?

 昨年の売上高伸長率は35%に達したが、今年は19~21%に止まる見通しだ。売上高の95%強を占める既存顧客はみな「IT予算は前年比で減額されている」と言っている。こうした状況では、高望みしても仕方ない。

――米国経済失速の影響はしばらく続くと見るか。

 いや、影響は一時的かつ限定的なものだろう。理由は二つある。ひとつには、世界のITサービス市場は年間およそ8000億ドル強であり、そのうちインドは400億ドルを占めるにすぎないということだ。成長の余地はまだある。

 第二に、ITサービス市場を地域別にみると、途上国向けが大きく伸びていることが分かる。インフォシスの場合、現在売上高の60%が米国で、30%が欧州、残りの10%がアジアなどその他地域だ。中国やインド、ブラジルといった新興国経済の伸びを考えると、その他地域はやがて20%を占めるようになるだろう。欧州も40%に伸び、米国は40%に落ちるとみている。過去5年で、欧州が15%から30%に倍増したことを考えると、さほど先の話ではないと思う。

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