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セレブヌードの便乗詐欺にだまされるな!
サイバー犯罪者は「人間の弱さ」を突いてくる
――シマンテック セキュリティ脅威分析責任者の訴え

ダイヤモンド・オンライン編集部
【第46回】 2014年9月25日
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 世界50ヵ国でセキュリティサービスを提供するシマンテックには、「セキュリティ・レスポンス」という部署が存在する。

 セキュリティ・レスポンスは、同社の顧客に対する脅威情報の収集や分析、対策の提供を行うほか、顧客以外のネットユーザーにもサイバーセキュリティに関する情報を、ブログの形式で公開している。世界14の拠点で、約300名が活動しているが、なかでも東京、米国カリフォルニア州カルバーシティ、そしてアイルランドのダブリンの世界3極の中核拠点をつないで、24時間体制で脅威情報の監視にあたっている。

サイバー犯罪の手法は世界共通

Kevin Hogan(ケビン・ホーガン)
シマンテック グローバル セキュリティ レスポンス担当 バイス プレジデント。1965年米国カリフォルニア州生まれ。東京でシーベルヘグナー、アルダス、アドビなどの企業に勤務の後、1995年シマンテック入社。セキュリティ レスポンスのグローバルチームを統括する。日本語堪能で、剣道初段の腕前。 Photo:DOL

 ケビン・ホーガン バイス プレジデントは、セキュリティ・レスポンスの統括担当で、いわばシマンテックにおけるセキュリティ情報発信の司令塔の役割を担う。ホーガン氏は普段はダブリンにデスクを置き、米国、日本をはじめ世界中のチームメンバーから上がってくる脅威情報の分析と対応について指揮を執る。

 かつて、セキュリティレスポンスの業務は、検体(コンピュータウィルス)の分析と対策法の提供が中心だった。それが5年ほど前からは、インターネットの浸透と世界的なネットワークの広がりによって、「犯罪プログラムは、どこから、どのように来て、何が狙われているのか」といった幅広い情報を求める顧客が急速に増えていった。

 折しも2010年、原子力発電所などの施設を狙ったサイバー攻撃「スタックスネット」の発覚は衝撃的だった。インターネットから切り離された高度なセキュリティを持つシステムも、サイバー攻撃の標的になることがわかり、あらゆる業界・業種で、オンライン、オフラインの手口が絡み合った複雑な攻撃への知識と、備えが必要となった。

 シマンテックでは、こうしたニーズの変化に歩調を合わせて、ウイルス分析については自動化を進める一方、日々登場する新たな脅威に対する情報収集と分析を行う「インテリジェンス」の担当部署を大幅に強化し、現在の体制に至っている。

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