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ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか――本棚にもルールがある
【第3回】 2014年12月9日
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成毛 眞

出世したいなら、仕事の本は本棚に入れない

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一流のビジネスマンの本棚は、どういう本棚なのだろうか?出世する人としない人の本棚には明確な違いがあるという。いつも目線を高く保ち、広い領域を見渡せる人間になるための本棚とはなんだろうか。

広い視野が身に付く読書とは

 本棚には、小説やマンガなどのフィクションは入れない。ノウハウ本もだ。これらに加え、仕事に関係する本もいれない。
 そもそも、仕事に関する本は必要最低限しか読まないようにしたい。それは、仕事の本しか読まない人は出世できないし、つまらない人生しか送れないからだ。また、仕事の本しか読まない人とは一緒に仕事をしたくない。

 たとえば、仕事の遂行能力が同じ部下が二人いたとしよう。
片方は、外見が爽やかで人当たりが良いが、話題はカラオケやゴルフが中心で、読む本は自分の仕事に関する物ばかり。
 もう片方は引っ込み思案で自己アピールが苦手だが、世界史や日本の伝統芸能、科学など、どんな話題にもついてこれる。

 さて、二人のうちのどちらかを昇進させるとしたら、あなたはどちらを選ぶだろうか。

 私の場合は完全に後者を選ぶ。
 なぜなら、役職が上がれば上がるほど、社会人には広い視野が求められるからだ。視界の狭い人間は、仮に昇進したとしても仕事に行き詰まる。人当たりの良さや仕事熱心さが重宝されるのは社会人人生の最初の10年間ほどだけで、その期間を過ぎると、仕事一本の人間は本物の仕事バカと呼ばれ、面白味のない人とレッテルを貼られ、雑談力がないなどと切って捨てられるかもしれない。

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1955年、北海道生まれ。中央大学商学部卒。 株式会社アスキーなどを経てマイクロソフト株式会社に入社、36歳で同社代表取締役社長に就任。1991~2000年、同社代表取締役社長。 2000年、投資コンサルティング会社インスパイアを設立。2011年、書評サイト「HONZ」を開設。現在、インスパイア取締役ファウンダー、スルガ銀行社外取締役、早稲田大学ビジネススクール客員教授。著書に、『大人げない大人になれ! 』(新潮文庫)、『面白い本』(岩波新書)、『成毛眞の本当は教えたくない意外な成長企業100』(朝日新聞出版) 、『ビジネスマンへの歌舞伎案内』(NHK出版新書)などがある。


ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか――本棚にもルールがある

あなたの本棚はどういう状態だろうか? もしぎっしり詰まっていて、中身があまり変わっていないようなら要注意。本は、あなたの知識の源なので、ここ何年かのあなたの頭の中身も変わっていないと言えるからだ。 本棚にも、ルールがある。そのルールを知るだけで、効率良く知識が手に入る。本連載ではマイクロソフトの元社長であり、優れた書評家でもある成毛眞さんに「知を生む」本棚の作りかたを聞く。

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