ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!――2代目女性社長の号泣戦記
【第22回】 2015年4月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
石坂典子 [石坂産業株式会社 代表取締役社長]

なぜ、“全部まる見え”だと、
仕事も子育てもうまくいくのか?
【小島慶子vs石坂典子 壮絶本音対談3】

1
nextpage

親子関係に悩み、仕事と子育てに忙殺されるなか、かたや不安障害を発症し、かたや家庭を崩壊させる。
著書『解縛(げばく)』で「不安障害」と「摂食障害」の半生をカミングアウトした小島慶子。
ダイオキシン騒動後に窮地に陥った会社を建て直した処女作『絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!』が話題になり、TBSテレビ『夢の扉+』出演で大反響を呼んだ石坂典子。1972年生まれ同士の「壮絶本音対談」もいよいよ最終回!最後にどんな話が出てくるのだろうか。(構成:橋本淳司)

『夢の扉+』で流した
涙のわけ

小島慶子(こじま・けいこ)
タレント、エッセイスト。1995年、TBSに入社。アナウンサーとしてテレビ・ラジオに出演。99年に第36回ギャラクシーDJパーソナリティー賞を受賞。2010年にTBSを退社後、タレント、エッセイストとして活躍。著書には、夫が退職し、オーストラリアに移住したことが書かれた『大黒柱マザー』(双葉社)など多数。小説『わたしの神様』(幻冬舎)が4月30日に発売予定。

石坂 私は小島さんの『解縛』を読んで衝撃を受けました。認められない、自分を活かせない長い時間があって、もったいない時間をすごしてしまったんだなと思います。正直、抱きしめたくなったし、体を壊している場面では涙が出ました。

小島 そこそこ裕福な暮らしをして、みんなが知っている私立の学校に行き、周囲からは「恵まれている」と思われていたと思うんですが、だからこそ苦しいとは言えなかったんです。

石坂 はたから見て恵まれているように見える人でも苦しい思いをすることはある。特に認めてもらえないことがいかにさびしいか。小島さんは小さい頃からそういう環境にいた。自分の心の叫びを誰にも聞いてもらえないという描写がありましたが……。

小島 幼い頃、香港のマンションで夢遊病みたいになったときのシーンですね。

石坂 それがご主人に助けられ、お子さんに恵まれ、心のあり方が変わってきているように感じます。子どもがいることによって幸せを感じているでしょうし、生きる糧みたいなものが、だんだん大きくなっていると思います。
 私も4月5日放映の『夢の扉+』(TBSテレビ)でつい涙ぐんでしまいましたが、子どもがいるだけでがんばらなくちゃと思いますし、頼ってもらえる環境があるのはうれしい。一人だけだったら大変な時期を乗り越えられなかったかもしれない。

小島 私たちに共通しているのは、30代に精神的につらい時期を経験していることですかね。本を読んでいてすごく感慨深かったのが、石坂さんが精神的にいっぱいいっぱいになって、子どもに感情をぶちまけて「プチ家出」するところ。

石坂 とても忙しい時期でした。仕事で疲れて帰宅すると、家のなかが足の踏み場もないほどに散らかっていたんです。当時、娘は小6、息子は中1。部屋を見た瞬間、私のなかの風船がパンと破裂して……。
 それまではいい母親でいようと必死でしたし、離婚して父親がいなくても、母親である私が一人二役やればいいという気持ちもありました。食事も手づくりして、宿題を見たり、休みの日には遊びに連れて行ったりと、それなりにがんばってきたんですけど、頭が真っ白になって、「お母さんだって人間なんだから!」って絶叫していました。
  「お母さん、もう出て行くから。もうあんたたちなんて面倒をみきれない!」って吐き捨てて、大泣きしながら車のカギを持って家を出ました(笑)。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
まいにち小鍋

まいにち小鍋

小田真規子 著

定価(税込):本体1,100円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
簡単で安くて、ヘルシー。ポッカポカの湯気で、すぐにホッコリ幸せ。おひとりさまから共働きのご夫婦までとっても便利な、毎日食べても全然飽きない1〜2人前の小鍋レシピ集!「定番鍋」にひと手間かけた「激うま鍋」。元気回復やダイエットに効く「薬膳鍋」や、晩酌を楽しみたい方に嬉しい「おつまみ鍋」など盛り沢山!

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


石坂典子 [石坂産業株式会社 代表取締役社長]

1972年、東京生まれ。埼玉県入間郡三芳町にある産業廃棄物処理会社・石坂産業株式会社代表取締役社長。米国に短期留学後、創業者である父の会社に入社。 1999年、所沢市周辺の農作物がダイオキシンで汚染されているとの報道を機に、言われなき自社批判の矢面に立たされたことに憤慨。

「私が会社を変える!」と父に直談判し、2002年、2代目社長に就任(取締役社長)。「社員が自分の子どもも働かせたい」と言える企業づくりを目指し、荒廃した現場で社員教育を次々実行。それにより社員の4割が去り、平均年齢が55歳から35歳になっても断固やり抜く。結果、会社存続が危ぶまれる絶体絶命の状況から年商41億円に躍進。

2012年、「脱・産廃屋」を目指し、ホタルや絶滅危惧種のニホンミツバチが飛び交う里山保全活動に取り組んだ結果、日本生態系協会のJHEP(ハビタット評価認証制度)最高ランクの「AAA」を取得(日本では2社のみ)。2013年、経済産業省「おもてなし経営企業選」に選抜。同年、創業者の父から代表権を譲り受け、代表取締役社長に就任。 同年12月、首相官邸からも招待。2014年、財団法人日本そうじ協会主催の「掃除大賞」と「文部科学大臣賞」をダブル受賞。トヨタ自動車、全日本空輸、日本経営合理化協会、各種中小企業、大臣、知事、大学教授、タレント、ベストセラー作家、小学生、中南米・カリブ10か国大使まで、日本全国だけでなく世界中からも見学者があとをたたない。『心ゆさぶれ! 先輩ROCK YOU』(日本テレビ系)にも出演。 新聞・雑誌・テレビなど多数のメディアでもとりあげられている。 「所沢のジャンヌ・ダルク」という異名も。現在2児の母。本書が初の著書。


絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!――2代目女性社長の号泣戦記

トヨタ、全日空、日本経営合理化協会、滝川クリステル氏、中南米・カリブ10か国大使……今、世界中が注目の経営者、初の著書!なぜ、「産廃屋」にホタルがいるのか? 「脱・産廃屋」へしがらみをキッパリ捨て、父や社員と格闘。見捨てられた里山を宝の山にし、全国から見学者が殺到中!「お試し社長」の期限は1年間!成果を挙げられなければ、即解任!失意のどん底から、社員の心を変え、会社をどう変えたのか?

「絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!――2代目女性社長の号泣戦記」

⇒バックナンバー一覧