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実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

妻が子どもをつれて出て行った!
泣いても取り戻せない「親権」の壁

露木幸彦 [露木行政書士事務所代表]
【第3回】 2015年5月9日
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芸能界ばかりでなくあなたの身にも
離婚交渉に付き物の「子どもの親権」

妻との別居などによって一度息子・娘と離れ離れになると、父親が親権を取り戻すことは想像以上に難しい
Photo:DragonImages-fotolia.com

 せっかく縁があって結婚し、コウノトリのお告げで子どもを授かった夫婦でも、残念ながら仲違いの末、離婚に至ってしまったケースは数知れず――。身の回りの親戚や同僚、友人、そしてテレビの中の芸能人など、あなたの視界にも、常日頃からそうした人々が入り込んでくるでしょう。

 問題は、まだ小さい子どもがいる場合、そうした夫婦の子どもはどうなるのかということです。芸能人の実例を出すと、スザンヌさん・斉藤和巳さん夫婦の場合、妻のスザンヌさんが子どもを引き取ったようですが、逆に中山美穂さん・辻仁成さん夫婦の場合、夫の辻さんが引き取ったようです。また一方で、高橋ジョージさん・三船美佳さん夫婦の場合、どちらが子どもを引き取るかでモメているようです。

 私たちは赤の他人なのに、テレビを見て「ああ、やっぱり」「ええ、そうなの?」という具合に他人様の子どもの行方を巡って一喜一憂しますが、実際のところ、離婚の現場で子どもに関することはどのように決まるのでしょうか。

 これから2回にわたって、「子どもの親権と親子の在り方」について考えて行きましょう。離婚とは縁がなさそうな人でも、ある日突然、妻から離婚を切り出されることもあれば、妻と別居状態にあるなど離婚に発展するリスクを抱えながら暮らしている人もいるかもしれません。日頃からいざというときに備えて、「自分と子どもの絆」を強めておくことに越したことはありません。親が子どもの親権を奪い合うという悲しい話が聞こえてくるのは、芸能界ばかりではないのです。

 まずは、離婚を巡る「親権」についての基礎知識をおさらいしておきましょう。

 夫婦が離婚するためには、どちらが子どもを引き取るのかを決め、その結論を離婚届に記入しなければなりません。父親(夫)と母親(妻)、どちらが引き取るのが良いのでしょうか。子どもを夫が育てた場合と妻が育てた場合をそれぞれシミュレーションし、どちらが親権者にふさわしいのか比較検討しなければなりません。

 このように2つのパターンを客観的に「可視化」をしないと、離婚の際に夫婦が互いにいがみ合い、憎しみ合い、罵り合うことにもなりかねず、一向に落としどころが見つかりません。

 もちろん、結婚していても離婚した後も「子はかすがい」です。親権や養育費、面会などの条件を決める際、夫婦がどちらも「子どものため」という視点を持ちながら物事を進められれば良いのですが、「自分のため」とは名ばかりで、実際には互いが私情を挟んでくることが多いのが現実です。

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露木幸彦[露木行政書士事務所代表]

つゆき・ゆきひこ/行政書士、フィナンシャルプランナー。1980年生まれ。国学院大学卒。男性の離婚相談に特化した行政書士事務所を開業し、開業から6年間で有料相談件数7000件、法律文書作成900件を達成。公式サイトは1日訪問者3300人、会員数は1万3000人と、業界では最大規模にまで成長させる。2008年よりドコモ、au、ソフトバンクの公式サイトで法律監修を担当。四半期に一度、大相談会を開催している。主な著書に『結婚貧乏~結婚してはいけない人を避ける方法』(中央公論新社)、『離婚のことばハンドブック~今すぐ解決したい人のキーワード152』(小学館)、『男のための最強離婚術』『男の離婚 賢く有利に別れるための6つの成功法則』(共にメタモル出版)などがある


実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

昨今の離婚事情は複雑化している。夫が借金、浮気、暴力を繰り返して妻に愛想を尽かされるという「昭和型離婚」ばかりでなく、足もとでは「草食系離婚」も急増している。妻が多重債務、不倫、ヒステリーなどを繰り返し、真面目で優しい夫がそれに絶えられなくなって離婚を決意するというパターンだ。そうしたなか、離婚トラブルで悩み悶える男性が増えている。一度離婚トラブルに発展すると、男性は多くの精神的・物理的な負担を強いられる。到底納得できない理不尽な離婚トラブルに意図せず巻き込まれた場合に備えて、普段から対処法を考えておくことは必要だ。「男性の離婚相談」に特化し、数多くの相談実績を誇る行政書士の露木幸彦氏が、毎回実例を挙げながら、男性が陥り易い離婚トラブルへの対処法を指南する。読まずに泣くか、読んで笑うか――。現在離婚トラブルで悩んでいる人もそうでない人も、「他人事ではない男の離婚」について考えるための参考にしてほしい。

「実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦」

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