消費者のことをきちんと理解できているか――。自社が持つデータに加え、日本最大級のポータルサイトを運営するヤフーの量・質・鮮度いずれも群を抜くビッグデータを分析・活用することで、消費者にまつわるさまざまな情報が見えるだけでなく、購買行動の段階に応じた最適なコミュニケーションを取ることができる。これを実現するのが「Yahoo! DMP」だ。

顧客データは本当に
活用されているか 

 消費者のことをもっと知って、新規の購入やリピート購入につなげたいが打ち手が分からない。こんな行き詰まりを感じたことはないだろうか。 

   スマートフォンの普及など、デバイスが多様化して消費行動が激しく変化する今日、消費者像を正しく理解するためには、データによってその消費行動を分析・可視化し、適正なコミュニケーションを取るマーケティング手法の選択が不可欠だ。

 それには、自社が持つデータを活用し、自社のデータだけでは足りない場合は、外部のビッグデータによる補完作業が必要となる。そのような背景から、ここ数年で大きく普及してきたのがDMP(注1)だ。

 最近ではDMPの提供社数も増え、企業がマーケティングにビッグデータを活用できる環境は、急速に整いつつある。しかし、こうした流れがある一方で、DMPの有用性に気付きつつも、「難しそう」「活用イメージが湧かない」「どれを選べば良いか分からない」といった声も聞かれ、導入に至らない企業も多いようだ。


注1:DMP(Data Management Platform)
自社で収集したデータや外部のサーバに蓄積されたビッグデータなどを一元管理して分析し、顧客の志向に合った広告配信を行うなど、最適なアウトプットを実現するためのプラットフォームのこと。