ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
三谷流構造的やわらか発想法

ビジネスに効く!戦略的な読書のススメ

~読書ポートフォリオ・マトリクス

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第127講】 2015年12月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

年末年始、何冊本を読みますか? それをどう「配分」しますか?

 12月になりました。あっという間に年末年始です。今年はこれからどんな本を読みますか?

 ビジネス力を本気で上げたいのならば、「何を読むか」や「どう読むか」の前に、「どんなバランスで読むか」をちょっと気にしてみませんか?

 そのバランスについて、答えを先に言うならば、「ビジネス書1 対 非ビジネス書1」です。もし10冊読むなら、いま自分が関わっているビジネスに関しての本を5冊、それ以外の本を5冊としましょう(第116講参照)。

読書に関する資源配分のお話なので、その配分の枠組みを「読書ポートフォリオ・マトリクス(RPM)」と呼びます。12月18日発刊の『戦略読書』では、もう1軸加えてこんな2×2マトリクスになっています。

 「ビジネス系か非ビジネス系か」、「基礎か応用・新奇か」。その2軸で自分の読むものを意識的に配分(バランス)することで、きっと世界が変わります。

〔出所:『戦略読書』三谷宏治〕

私たちは読んだものでできている

 私はおそらく生来の本好きで、もの心付いたときにはもう毎日1冊は本を読むような子どもでした。父も読書家でしたが、私は誰に教わるわけでもなく、小学1年の春には勝手にひとりで本を読んでいました。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

⇒バックナンバー一覧