昨年秋『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』(ダイヤモンド社)が発売され、注目度が急上昇した「バターコーヒー」ダイエット。正しく始めれば、1週間でマイナス2kgも夢じゃないらしいこの方法、巷には間違ったやり方で失敗している人も。果たして正しいやり方とは? 成功させるためのポイントとは?
毎朝1杯のコーヒーにアレを入れると
ダイエット効果があることが判明!
昨年秋頃から「海外セレブの間で大流行!」と、ネットを中心にジワジワと広がり、その元本となるデイヴ・アスプリー氏の著書『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』(ダイヤモンド社)が日本で発売されると、瞬く間に注目度が急上昇した「バターコーヒー」。
ひとたび「バターコーヒー」というキーワードを検索してみると、ダイエット系サイトや女性向けサイト、料理サイト、実際に「バターコーヒー」を1ヵ月試してみた人の個人ブログまで、わんさか出てくる、出てくる……。
なぜ「バターコーヒー」がダイエットに効果的なのか。
実は、前出のデイヴ氏はもともと140kgも体重があり、主治医から「遠くない将来、脳卒中か心臓発作で死ぬだろう」と言われるほどの不健康体の持ち主。そんな彼が、一念発起してさまざまな「健康にいいこと」「ダイエット効果のあるもの」を自分の体を使って実験した結果、たどり着いた「完全無欠ダイエット」の中で紹介されているのが、この「バターコーヒー」というわけ。
結果、デイヴ氏は、50kgもの減量に成功、誰もがうらやむ健康体を手に入れたそう。
そもそもコーヒーには、集中力を高めたり、記憶力をよくしたりする効果のほか、赤ワインやチョコレートよりもポリフェノールを大量に含み、脂肪を減少させたり、筋肉を形成する働きも。そんなスーパードリンクであるコーヒーに、これまた、スーパーフードであるバターを組み合わせることで、超スーパーダイエットドリンク「バターコーヒー」が出来上がるのだ。
「えっ、バターがスーパーフード? バターなんて脂肪の塊でしょ? 逆に太りそう……」
そういう声も聞こえてきそうですが、実はここで使用するバターとは、通常のものではなく、「グラスフェッド(牧草だけを食べて育った牛)の無塩バター」のこと。近所のスーパーなどではなかなか手に入りにくいのが、面倒だといえば面倒な気もするけど、ネットなら日本でも(ちょっとお高いけど)購入可能。
グラスフェッドバターには、コレステロールや中性脂肪の減量に効果があるといわれる不飽和脂肪酸が豊富に含まれていて、この不飽和脂肪酸が、脂肪の中の飽和脂肪酸と置き換わることでダイエット効果が期待できるらしい。つまり、年がら年中ダイエッターという人にとってはスーパーフード中のスーパーフードというわけ。