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1歳からみるみる頭がよくなる51の方法
【第19回】 2016年5月14日
著者・コラム紹介バックナンバー
久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士],久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

脳科学おばあちゃんが明かす
絵心を育てる際の「NGワード」

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「脳科学おばあちゃん」久保田カヨ子氏(83)と脳科学の権威・久保田競氏(83)注目の新刊『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』
ソニー創業者・井深大氏も絶賛した『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』の続篇として、ついにリリースされた「1歳から感性豊かな脳を育む五感トレーニング」を、「脳科学おばあちゃん」にこっそり紹介してもらおう。

“グチャグチャ描き”をどうやめさせたか

久保田カヨ子
(Kayoko Kubota)
1932年、大阪生まれ。
脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた、“0歳から働きかける“久保田式育児法〈クボタメソッド〉を確立。この20年で3000人以上の赤ちゃんの脳を活性化させてきた。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。著書に、累計36万部突破のシリーズ『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『赤ちゃん教育──頭のいい子は歩くまでに決まる』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』『0歳からみるみる賢くなる55の心得』(以上、ダイヤモンド社)などベストセラー多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。
【株式会社脳研工房HP】 http://www.umanma.
co.jp/

 使い古しの連続プリント用紙に、次から次にグチャグチャ描きをしている幼稚園児がいました。

 お母さんは、ひとり遊びが長く続くので、子どもの面倒を見る手間が省けていいのか、理由はわかりませんが、そのままにしていました。

 10センチ以上の高さに重なった紙に、主として黒の鉛筆で描かれ、どの紙面も円と線ばかりでした。

 この光景は、私の目には異常に映りました。

 どうしても描いているときの子どもの様子を見たくて、お宅へ伺いました。

 すると、居間のサイドテーブルの下にA4サイズの紙の束が置いてあり、そのまま引っ張りだしてテーブルの上に広げて、描いていました。

 身体を前後に揺らしながら、「グワーッ、ダダダダ、ビューン、バーン、ザァザァー」と濁音ばかりが耳につく声を出し、そのリズムより速く鉛筆が動きます。

 紙の3分の1くらいを使って、まん中に黒いもつれた糸くずの塊を描き、次から次へと紙を使います。

 動作も自分の腕の動く範囲で、手はあまり伸ばしません。

 私はお母さんに、

 「グチャグチャ描きをこれ以上続けさせてはダメ。紙は1枚だけ与えて、円と三角と直線を描かせること。『円を3つ、それより小さな円を3つ』と言って、そのとおり描けるように導くこと

 と言い残して帰りました。

 でも、その子は言われたとおりに描くのをイヤがり、いつも途中で投げ出して機嫌が悪くなるそうです。

 その後も、“声入りのグチャグチャ描き”は続きました。

課題を描く――言われたとおりのものを素直に描ける脳の働きができてこそ、自分の心のおもむくままに描くことができるのです。

久保田 競
(Kisou Kubota)
1932年生まれ。医学博士、京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。『ランニングと脳』『天才脳をつくる0歳教育』『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』など著書多数。

 つまり、自由な絵を描けるというわけです。

 この子の場合、ロケットが動き、レーザーが飛び交い、ミサイルが炸裂する様を音入りで線描きし、瞬間のイメージの世界に入っています。

 つまり、ストーリーはどうでもいいわけです。戦闘場面に自分の身を置いて、本能的なものに陶酔してしまっています。

 こんな状況では、これ以上の向上は、まったく見込めないのです。
 もうお母さんの手には負えません。

 そこで私は紙をとり上げ、グチャグチャ描きをやめさせ、絵の具を与え、ぬり絵、写し絵をさせ、雲形定規などを使わせて、テーマどおりの形を色で描く時間をつくりました。

 そして、家族中で同じことをしてもらい、グチャグチャ描きを卒業させたのです。

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久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士]

1932年生まれ。医学博士、京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は、日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。
『ランニングと脳』『天才脳をつくる0歳教育』『天才脳を育てる1歳教育』『天才脳を伸ばす2歳教育』『赤ちゃんの脳を育む本』『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』など著書多数。

久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

 

1932年、大阪生まれ。脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた、“0歳から働きかける”久保田式育児法〈クボタメソッド〉を確立。この20年で3000人以上の赤ちゃんの脳を活性化させてきた。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。2008年、株式会社『脳研工房』を立ち上げ、現在代表取締役。著書に、累計25万部突破のシリーズ『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』『赤ちゃん教育──頭のいい子は歩くまでに決まる』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』など多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。全国からの講演依頼もあとをたたない。

【脳研工房ホームページ】
http://www.umanma.co.jp/

 


1歳からみるみる頭がよくなる51の方法

36万部突破「カヨ子ばあちゃんシリーズ」の最新作!!1・2・3歳で伸ばす親はここが違う!感性豊かな脳を育む五感トレーニングを初公開!【脳科学おばあちゃんからの愛のメッセージ】これからの時代、日本国内で物事を考える「閉じた発想」では通用しません。世界中の子どもたちと伍して、いかに、創造的(クリエイティブ)な子にするかが問われます。歩き始めて1・2・3歳の時期は、「感性(五感)を磨く絶好期」! 自分から動ける子、創造的な子、勉強ができる子、スポーツができる子、おもいやりのある子、心の強い子、円滑な人間関係を築ける子、海外の人たちとも伍してやっていける子――実は、すべて感性(五感)がカギを握っています。今こそ、「日本式伝統育児法」で、日本人が本来持っている豊かな感性をみるみる開花させてください。日本人としての誇りを持ってください。

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