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絶対内定
【第31回】 2016年6月1日
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熊谷智宏 [我究館館長]

6月1日は事実上の内定確定日、辞退の大量発生も

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6月1日は経団連の新指針による選考活動の開始日。いわゆる「面接解禁日」である。就活生は一次、二次と面接を重ね、内定の出た企業の中から1社を選び、入社の意思を固める。

一方の企業の採用担当者にとっても、「面接解禁日」は、会社の採用方針や担当者の人事評価に直結するような、非常に重要な日である。

学生にとっても採用担当者にとっても「特別な一日」。その実態を解説する。

選考解禁日が企業と学生の双方にとって重要な日である理由とは? Photo:norikko-Fotolia.com

6月1日は「選考スタート日」ではない!?

 「今日(6月1日)、学生が就活を終えてくれれば、いいんですが…」

 企業の採用担当者のみならず、そこで働く若手社員たちも、祈るような気持ちで学生の動向を見守っている。これはいったいどういうことなのだろうか。

 6月1日の学生たちの動向に、その答えがある。

 「6月1日に面接を受ける企業をどこにしようか迷っています」
 「リクルーターから『6月1日に選考を入れるように』と指示されました」
 「6月1日の午前中に第一志望の企業の面接が取れた!がんばってきます」

 ここ1週間で、学生たちからこのような報告を多く受けた。

 ちなみに、現在の新卒採用のマーケットはいわゆる「売り手市場」である。
 2016年卒の大学・大学院生の求人倍率は1.73倍。2009年以来、就職率は97.3%と1997年調査開始以来の最高値だ。この数字を見ても「学生が企業を選べる立場」であることは明白である。

 6月1日の「解禁日」とは、企業が学生に対して面接の選考をスタートできる日として注目されることが多い。しかし、この「解禁日」とは、採用担当者にとって、優秀な学生たちが「わが社を第一志望と評価したか」が明らかになる重要な一日でもあるのだ。

 今回は、企業の立場から、解禁日の意味を読み取ってみたい。

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熊谷智宏(くまがい・ともひろ) [我究館館長]

我究館館長。横浜国立大学を卒業後、(株)リクルートに入社。2009年、(株)ジャパンビジネスラボに参画。
現在までに2500人を超える大学生や社会人のキャリアデザイン、就職や転職、キャリアチェンジのサポートをしてきた。
難関企業への就・転職の成功だけなく、MBA留学、医学部編入、起業、資格取得のサポートなど、幅広い領域の支援で圧倒的な実績を出している。また、国内外の大学での講演や、執筆活動も積極的に行っている。
著書に『絶対内定2016』シリーズがある。

【キャリアデザインスクール・我究館】http://www.gakyukan.net/
心から納得のいくキャリアの描き方と実現をサポートする就職・転職コーチングスクール。1992年の創立以来、20年以上にわたり全業界に7200名の人材を輩出。
日本を代表するコーチ陣が、就職、転職、ロースクールや医学部進学、MBA留学、資格取得等、次の成長機会を模索し、その実現に悩む人々をバックアップしている。


絶対内定

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