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老後のお金クライシス! 深田晶恵

海外旅行先でトクするお金の払い方、ポイントは両替コスト

深田晶恵
【第42回】 2016年7月13日
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海外では「クレジットカードをメインに、
少しの外貨キャッシュ」が基本

 そろそろ夏休みシーズンが始まる。今回は、私が日頃から実践している「海外旅行でのお得ワザ」をお伝えしよう。

 海外旅行へ行く人は、旅先でのお金の払い方に注意を払いたい。払い方によって、家族全員のランチ代くらいおトクになることがある。

 海外で使う外貨は、コストと利便性で選ぶのがポイント。「クレジットカードをメインに、少しの外貨キャッシュ」で払うのが基本と覚えておこう。クレジットカードで支払うと、カード会社が適用したレートに1.63%程度の手数料が上乗せされ、1ヵ月分まとめて翌月以降に口座から決済される。コストは1.63%というわけだ。

 一方、外貨キャッシュは両替コストが高く、カードより割高になるのが一般的だ。たとえば、報道で「1ドル100円(銀行間の取引レート)」と言っているときに、日本の銀行で円から米ドルキャッシュに両替すると、1ドルにつき3円の手数料が上乗せされた103円が両替レートとなる。3円の両替手数料(コスト)は、1ドル100円のときなら3%にもなる。米ドルの場合、クレジットカードの2倍近いコストとなり割高だ。

 両替手数料は通貨によっても銀行によっても異なり、ユーロは米ドルよりも高く1ユーロあたり4~6円かかる。執筆時点の銀行間レートが1ユーロ113円なので、両替コストは3.5~5.3%にもなる。

 流通量が少ない通貨は、さらに両替手数料が高くなる。オーストラリアドルの両替手数料は、安い銀行でも1豪ドルあたり9円50銭、高いところでは11円50銭もする!今の1オーストラリアドル76円の水準なら、両替コストは12.5~15%前後!計算間違いかと思ってしまうほど、高い手数料だ。

 たとえばオーストラリア旅行へ行き、現地で20万円くらいの外貨を使うと想定した場合、クレジットカードとキャッシュの調達コストの差は、約2万円以上にもなる。家族4人の夕食代が賄える金額だ。実際のところ、このコラムの読者はクレジットカードを使えない高齢者と違って、20万円相当も外貨キャッシュに両替して現地で使うことはないと思うが、いずれにせよ「外貨キャッシュはコスト高」であることは肝に銘じておこう。

 両替手数料は、為替水準に関係なく「定額」のため、円高になるほどコスト負担が高くなるのである。つまり、円高になるほど、クレジットカード利用のおトク度が高まるということだ。

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深田晶恵 

ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。

1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、レタスクラブ等でマネーコラムを連載、ほかにダイヤモンド・オンラインでの『40代から備えたい 老後のお金クライシス!』のネット連載も 好評。

主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』、『投資で失敗したくないと思ったら、まず読む本』『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』、『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。
1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。18年間で受けた相談は3500件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、ダイヤモンド・オンライン等でマネーコラムを連載中。
主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』『投資で失敗したくないと思ったらまず、読む本』、『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。


老後のお金クライシス! 深田晶恵

「年金崩壊」「定年後破産」などの恐ろしい言葉が飛び交う少子高齢化の現代ニッポン。老後の生活を支えるお金について熟知しておくことは、もはや誰にとっても待ったなしだ。30代でも早すぎない、40代なら今まさに備えを始めたい、老後資金のあれこれを人気FPがわかりやすく指南する。

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