ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣
【第17回】 2016年8月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士],久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

脳科学おばあちゃんは
天才数学者・岡潔から
何を学んだのか?

1
nextpage

ソニー創業者・井深大氏も絶賛した『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』や、『0歳からみるみる賢くなる55の心得』などが大人気の「脳科学の権威」久保田競氏と「脳科学おばあちゃん」久保田カヨ子氏。これまで、長らく、育脳教育の最重要指針に「早期からの算数力アップ」を掲げてきた。
そして、84歳になったばかりの注目書籍『小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣――お風呂で唱えるだけで算数力がアップ!「お経式暗算法」ミラクルシート付き』が発売たちまち大反響!アマゾン第1位(「教育・学参・受験」&「子育て」ジャンル)となった。
オビには「2歳でも小1の算数がとける!」という衝撃的なコピーがあり、最新脳科学に基づく「お経式暗算法」を取り入れた、世界初!?のメソッドで、お湯につけるとピタッとつく「お風呂に貼れるミラクルシート付き」だという。
今回は、クボタメソッドの知られざる開発エピソードと、天才数学者と脳科学おばあちゃんとの秘話を紹介しよう。

4歳の長男が記憶力の非凡さを示した

久保田カヨ子
(Kayoko Kubota)
脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。この20年で3000人以上の赤ちゃんの脳を活性化させてきた。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。累計38万部突破のシリーズ『0歳からみるみる賢くなる55の心得』『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『赤ちゃん教育──頭のいい子は歩くまでに決まる』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』(以上、ダイヤモンド社)などベスト&ロングセラー多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。
【脳研工房HP】www.umanma.co.jp/

 1960(昭和35)年、私は東京大学大学院の学生で猫の脊髄(せきずい)の反射機構の研究をしていました。

 学位論文はすでに医学雑誌で出版されていて、1年ほどたてば、医学博士の学位を得て、どこかに就職する予定でした。

 しかし突然、指導教授の時実(ときざね)利彦先生に、
「アメリカへ留学しませんか」
 と言われたのです。

 研究が面白かったのでいったんは断ったのですが、「ともかく、だまされたと思って行ってください」と頼まれました。

 やむをえず、家内(久保田カヨ子)は仕事を辞め、必要な旅費100万円は両親が50万円ずつ捻出し(当時はすごい大金で、サラリーマンの月収は2万円台の時代)、1960年12月1日に羽田から出発しました。

 行く先はオレゴン州立医科大学の生理学教室。

 アメリカ生理学会の会長をしたり、生理学専門誌の編集委員や編集長をして小脳で業績を挙げていた、J・M・ブルックハルト教授の研究室でした。

 サンフランシスコで国際線から国内線に飛行機を乗り換え、そこから教授に電話をかけました。

 米国で長距離電話がかけられるようになったのは1920年ごろですが、米国なので米国式で電話をかけなければなりませんでした。

 まず、公衆電話で交換手に誰にかけるかを言います。
「person to person call(指名通話)」か「collect call(料金受信者払いの通話)」かを言い、料金をコイン(空港で大量に集めるのが大変)で投入するとつないでくれました。

 先方は、外国人が直接電話をかけてきたので、ビックリ!

  教授は空港へ迎えにきてくれました。

  教授のワゴン車でホテルへ向かったのですが、当時4歳の長男はその車を見て、
「何年型のダッジ!」
 と言ったので、教授が驚きました。

 本物の米国車を初めて見て、「何年型車だ」と言えたのです。

 長男は、モデルカーのおもちゃが好きで、輸入もののおもちゃカーを手に入れて遊んでいたのです。

前頭前野をきたえると、長期記憶も短期記憶も記憶能力が高まります

 それから半年ほどたって太平洋沿岸に貝拾いに行ったのですが、すぐそばで小さい竜巻が発生!

 急いで長男を吸い上げ、体が30cmほど空中に浮き上がりました。

 すぐに着地して、親子ともどもケガはなかったのですが、これが竜巻を見た初体験でした。

 最近、日本でも、竜巻が発生したので、50年以上前の「竜巻事件を覚えてるか?」と長男に聞いたところ、「覚えている」という返事で、そのときの周りの風景を刻銘に説明してくれました。

 聞きながら、そんなことをよく覚えているなあと感心しました。

 この事件を家族で話題にしたことは一度もなかったからです。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55

いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55

トレーシー・カチロー 著/鹿田 昌美 訳

定価(税込):本体1,600円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
子どもの豊かな心を育て、頭と体を伸ばしていくために親が知っておきたいことについて、最新の科学研究をもとに「最も信頼」できて「最も実行しやすい」アドバイスだけを厳選して詰め込んだ貴重な本。子にかけるべき言葉、睡眠、トイレトレーニング、遊び、しつけまで、これ一冊さえ持っていれば大丈夫という決定版の1冊!

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士]

1932年生まれ。医学博士、京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は、日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。
『ランニングと脳』『天才脳をつくる0歳教育』『天才脳を育てる1歳教育』『天才脳を伸ばす2歳教育』『赤ちゃんの脳を育む本』『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』など著書多数。

久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

 

1932年、大阪生まれ。脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた、“0歳から働きかける”久保田式育児法〈クボタメソッド〉を確立。この20年で3000人以上の赤ちゃんの脳を活性化させてきた。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。2008年、株式会社『脳研工房』を立ち上げ、現在代表取締役。著書に、累計25万部突破のシリーズ『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』『赤ちゃん教育──頭のいい子は歩くまでに決まる』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』など多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。全国からの講演依頼もあとをたたない。

【脳研工房ホームページ】
http://www.umanma.co.jp/

 


小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣

38万部突破「カヨ子ばあちゃんシリーズ」初の「小学校前の算数力アップ」本がついに誕生‼ お湯につけるとピタッとつく!最新脳科学に基づいた「お風呂に貼れるミラクルシート」(横550㎜×縦356㎜)付き。2014年、「子どもの計算メカニズムの研究」という衝撃的な脳科学の報告では「暗算が速くできるのは、子どもの先天的な知能指数(IQ)、記憶力、読み書き能力とは全く関係ない。暗算『回数』が多ければ多いほど計算が速くでき、脳の海馬の容量が大きくなる、健康な子なら誰でもできる! 」「国語、算数、社会でどの能力が高いと、将来成功する確率が高いか?→ ズバリ算数だった!」。脳科学の最先端が明かす新メソッド! 今すぐお風呂に貼って親子で仲良く音読すれば、2歳でも小1の算数がとける! 7/5~10/15まで48回連載。

「小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣」

⇒バックナンバー一覧