プレゼンが上手い人は多くの人を魅了する。TED 驚異のプレゼンなどの著者があるカーマイン・ガロによると、プレゼンで人を惹きつけるには、「その場の誰よりも、少しだけよい身なりをする」など、話の内容だけでなく自分をどう見せるかも重要であるという。本記事では、リーダーらしい話し方の秘訣を伝授する。


 従業員や投資家や協業者は、相手がリーダーなら、誰であれ歓迎するということはない。ビジネスを掌握し、その「舞台」をも掌握しているリーダーについて行くものだ。

 聴衆を前にしたリーダーは、話の内容だけで評価を下されるわけではない。自信と力量を感じさせるか、そして聴衆からどう見えるか、どう聞こえるかも重要だ。アナリストとの電話会議で財務報告をするときでも、対話集会で組織全体に語りかけるときでも、それは同じである。

 新規株式公開に向けプレゼンテーションを行うCEOに関する、ある調査によれば、冷徹な金融アドバイザーですら、リーダーの「力量と信頼性」を30秒足らずで判断するという。このような即座の判断は非常に強力なものであり、同調査において、企業幹部としての「存在感」で最高評価を受けたCEOの企業は、新規公開株の評価額も高かった。

 どんなプレゼンでも、聴衆にリーダーとしての頼もしさを印象づけるための見せ方、聞かせ方を、以下に5つ挙げよう。