人を主役にするためのDXと手厚いサポート

19年に設立されたTERASSは、不動産仲介業務を支援するシステムをリリースしていることから、「不動産テック企業」と認識されがちだ。

最先端の不動産テックと人の手によるサポートでエージェントの価値を最大化TERASS
CEO/Founder
江口亮介

「そうした側面もありますが、われわれにとってテクノロジーは道具の一つにすぎません。当社が目指しているのは、所属する不動産エージェントの価値を最大化させること。DXは、あくまでそのための手段なのです」と語るのは、同社CEOの江口亮介氏である。

エージェントがシステムによって手間暇のかかる謄本取得や書類作成などの作業から解放されれば、顧客との接点が増え、要望を汲み取った適切な提案ができるようになる。それによって顧客満足度が高まり、エージェントの営業成績が上がれば、同社にも利益がもたらされる。

「よりよい不動産取引を増やし、お客さま、エージェント、当社の“三方良し”を実現することが理想です。不動産取引はあくまでも『人』が主役。その人の力を最大化するために、何万行ものコードを書いてシステムを作り上げているのです」(江口氏)

そうした同社だからこそ、「人」による血の通ったエージェントサポートにも力を入れる。

最先端の不動産テックと人の手によるサポートでエージェントの価値を最大化TERASS
セールス部門ゼネラルマネジャー
西澤 俊

大手不動産会社などでトップ営業マンだった経験豊富なアドバイザーが10人以上常駐し、売買・賃貸・投資などの得意領域に応じていつでも案件相談できる環境を提供している。

「週1回程度はエージェントとオンラインで面談し、集客を増やす方法などのアドバイスを行っています。『トップエージェントアカデミー』と呼ばれる教育プログラムも提供しており、コンサルティングや教育体制の充実度は、他にはないと自負しています」と語るのは、アドバイザーを統括する同社セールス部門ゼネラルマネジャーの西澤俊氏である。

また、普段は個別に活動するエージェントたちを集めた懇親会や勉強会を開催するなど、刺激を与え合う場も設定しているという。

当然のことながら、システムの改善にも余念がない。先ごろは、顧客の囲い込みを防ぐ機能を「Terass Portal」に搭載し、「Terass Offer」には顧客によるエージェントの評価を公開する機能を追加した。

最先端の不動産テックと「人によるサポート」。その両輪によって同社は所属エージェントの力を高め、「よりよい不動産取引」という理想を追求し続ける。

●問い合わせ先
株式会社TERASS
〒105-6415 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
Tel:03・6807・5981
URL:https://terass.com/