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OPEC減産合意も順守に疑問
原油価格の天井は高くない

芥田知至 [三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員]
2016年10月10日
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 9月28日にアルジェリアでOPEC(石油輸出国機構)による臨時総会が開催され、2008年以来、約8年ぶりとなる減産で合意した。加盟国全体の原油生産量を、日量3250万~3300万バレルに制限する決定がなされた。8月の生産量の実績は日量3324万バレルであり、合意により日量24万~74万バレルの減産になる。

 事前には、各産油国の足並みがそろわず、産油量に上限を設ける増産凍結など生産協調での合意は難しいとみられていただけに、減産で合意に至ったことはサプライズとして受け止められた。

 23日には、サウジアラビアが、イランが年内の生産量を現状のまま据え置くことを条件に、自国の産油量を年初の水準にまで削減する提案を行ったものの、イランはその提案を拒否したと報道された。

 27日には、サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が、イラン、リビア、ナイジェリアは近年で最高水準の生産量を認められるべきだと譲歩する姿勢を示していたが、「年内の増産凍結はあり得る」といった言い方にとどめ、28日の会合での「合意は予想していない」と述べていた。

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