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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

SFアクション超大作「トロン:レガシー」の
ジョセフ・コジンスキー監督が語る
とっておきの撮影秘話と3D技術の行方

週刊ダイヤモンド新年合併号「総予測2011」よりスピンオフ特別公開!

週刊ダイヤモンド編集部
2010年12月21日
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最新の3D(3次元)映像技術を使ったSFアクション超大作「トロン:レガシー」が公開された。映像クリエーターとして活躍してきた監督のコジンスキー氏に3D技術の今後を聞いた。(聞き手/「週刊ダイヤモンド」編集部委嘱記者 田原寛)

撮影は2台の3Dカメラを駆使
光通信網で世界同時に作業!

ジョセフ・コジンスキー(Joseph Kosinski)
映画監督、映像クリエーター 米スタンフォード大学で機械工学を学んだ後、米コロンビア大学で建築の修士課程修了。コマーシャル映像のディレクターやゲームソフトの映像クリエーターとして活躍。「トロン:レガシー」で映画監督デビュー。
Photo by Kiyoshi Takimoto

 映画「トロン:レガシー」のプロジェクトがスタートしたときには、まだ脚本もできていなかった。僕はプロデューサーに呼ばれて、「君ならトロンの世界をどう表現するか」と聞かれ、「実際の3D映像で見せるから時間と予算が欲しい」と頼んで、3分間の短いトレーラー(予告編)を作った。

 それを「コミック・コン」(アニメや映画などのイベント)で上映し、観客の評価を確かめてから実際の映画づくりに入った。

 「トロン:レガシー」は最新の3D映像技術を駆使しているが、僕は脚本づくりにも参加して、ストーリーとキャラクターになによりもこだわった。映画を撮影している最中に僕にも息子が生まれたのだが、この映画は父と子のつながりを軸としたヒューマンドラマだ。

 技術は日々進歩しており、映像の世界でもどんどん新しいことができるようになっている。しかし、技術進歩にばかり目を奪われていると、大事なものが何かを見失ってしまう怖さがある。じつは、僕がこの映画で表現したかった重要なテーマの一つがそれなんだ。

ヒューマンドラマの3D映画「トロン:レガシー」は、12月17日に全世界同時公開
(c)Disney Enterprise, Inc. All Rights Reserved

 映画で描かれているデジタル世界を僕たちは一から作り上げた。フォトリアリスティック(写真のように現実的)なデジタル人間や建物、登場人物が着るコスチュームやさまざまな乗り物などすべてオリジナルでデザインした。僕自身も建築家、デザイナーとしてのバックグラウンドがあるが、自動車やファッションなどさまざまな分野のデザイナーが50~60人ほど映画づくりにかかわっている。

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