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来シーズンは平年より多め 
年明けすぐに受診を──花粉症

監修 西端慎一(西端耳鼻咽喉科理事長/北里大学医学部耳鼻咽喉科非常勤講師)

井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-
【第24回】

 来シーズンの花粉予報は「平年より多め、今シーズンの4~5倍くらい」と聞き、げんなりしているFさん、36歳。今年が楽だっただけに憂うつな気分だ──。

 そのシーズンの花粉量に影響するのは、前年夏の気温と日照時間。加えて飛散量が少なかった翌年は気象条件が悪くても、花粉の生産量そのものが増えることが知られている。つまり、2011年は花粉が多くなるすべての条件が満たされているワケ。また、この冬は全国的に厳しい寒さが予想されるため、飛散時期は平年より「遅め」になる模様だ。

 じつはこの「遅め」が曲者で、「花粉量が多」く「飛散時期が遅」いシーズンは花粉が飛び始めたとたん、飛散量が一気に臨界点に達し症状を引き起こす。例年なら飛散が観測されてから症状が出るまで1~2週間の猶予があるが、来シーズンは数日で症状が始まると覚悟しておいたほうがいい。

 花粉症を重症化させない鉄則は花粉飛散開始予想日の2週間前~症状が出た直後に即、薬を服用すること。花粉の刺激が少ないうちに予防線を張るわけだ。症状の出始めを未治療でうっかり過ごしてしまうと、そのシーズンはかなりつらい症状に悩まされる。特に来シーズンは猶予がない。年が明けたら、いつもの病院を受診し、その日に備えて薬を携帯しておくといいだろう。一般に、抗ヒスタミン薬以外の抗アレルギー薬は発症2週間前の服用で、抗ヒスタミン薬は発症直後でも十分に効果が期待できる。

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井手ゆきえ [医学ライター]

医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。

 

週刊ダイヤモンド編集部


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