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三谷流構造的やわらか発想法

面白い突っ込み(問い)を入れるための「宇宙人の視点」

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第2講】 2011年2月22日
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前回の復習:空気はなぜ…

 隔週での連載なんて、初めてです。果たしてちゃんと続くのでしょうか(笑)

 そんなこと言っていないで、講義を続けましょう。でも、まずは前回の復習からです。ナニゴトも、繰り返さないとスキルにはなりませんから。

 前回まず示したのは、「空気はなぜ透明か?」という問いの解き方でした。

 ・論理的に解く:空気が不透明だとヒトにとってすごく不便なのだが、空気がヒトの便利さのために透明になってくれるわけではないので、だったらヒトが変わるしかない。つまり、空気が透明に見えるように、ヒトが変わった=目が進化した、のだ

 でも、より多くの部分は、「問いをどう立てるのか」という点に割かれていました。

 ・隠れた主語(Who)を見抜く:ここではヒト
  ・隠れたウソを見抜く:本当は、空気は完全に透明なわけではない。紫外線やガンマ線には不透明

 さらに付け加えられていたのは、どうやってそれらを発見するかでした。

 ・幅広い知識:金星の大気がヒトにとっては「不透明」であることを知っていれば、「空気(大気)は必ずしも透明じゃない」ということに気がつく

 問いが難しい場合、真正面から立ち向かってはいけません。まずは問いそのものを、十分吟味しましょう。隠れている主語やウソ(意図せずとも)はないか、と。

 そのための、知識です。幅広い知識はきっとあなたに、別の視点を与えてくれます。まずはその幅広さの極限から。

 それは「宇宙人の視点」です。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

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