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中国ECビジネスレポート 齋藤 勉

タオバオで創業・拡大した中国国産の
女性向けアパレルブランド群「淘品牌」
その成功事例「粉紅大布娃娃」のオフィスを訪問

齋藤勉 株式会社アジアコープ代表取締役
【第5回】 2011年4月1日
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1日で1.2億円を売るタオバオ発の
女性アパレルブランド

 今回は、「淘品牌」の女性アパレルブランドをレポートする。「淘品牌」とは、タオバオの小売店舗から開始して、自社ブランド商品を開発している店舗や商品ブランドを言う。

「粉紅大布娃娃」の淘宝商城旗艦店。店舗トップ画面には、専属モデル2名による商品写真が、カタログのように並んでいる。
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 彼らの多くは、資金力のないところから店舗運営を始め、タオバオの成長と共に業績を伸ばしてきたベンチャー企業だ。以前に取材した化粧品販売店の「心藍T透」等も、現在は自社ブランドの化粧品「富士泉」を開発し、タオバオの店舗での自社商品の販売を強化しており、その一例と言える。

 今回取り上げる「粉紅大布娃娃」(フェンホンダーブーワーワー、以下「大布娃娃」)も、タオバオから創業した中国発のアパレルブランド、「淘品牌」のひとつだ。同社はネット専業のSPAで、ブランドの企画からデザイン、生地の調達、サンプル制作、OEM工場での生産、検品まで一貫して自社管理で行っている。

 創業者の劉氏は、同ブランドの特長は、「女人味」(=女らしさ)にあると言う。サイトでは、同社のプリンセス風(?)の衣服を着た2人の専属モデルの写真が画面一面に並んでいる(上のサイト画像参照)。 

専属モデルは2名で、日本人と中国人のハーフの女性と、ロシア人と中国人のハーフの女性。

 この中国らしからぬ卓越したデザイン性に加えて、OLにも手が届く200~300元程度のリーズナブルな価格帯で提供していることが、同ブランドの強みと言える。大布娃娃のキャッチフレーズは、「精致女人品味人生」(磨かれた女性は、人生を味わえる)。同社の商品は、忙しい現代社会を生きる中国人女性の“自分へのご褒美”、または自分磨きのツールとして、消費者の強い支持を集めているようだ。

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中国ECビジネスの最新情報をレポート。中国現地でECビジネスを実践する上で価値のある情報に主眼に置き、淘宝网(タオバオ)の運営ノウハウや最新トレンド、中国IT・ネット広告の動向、現地EC事業者へのインタビュー、成功事例等をお伝えします。※連載協力:上海TU

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