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会話がはずむ雑談力
2017年3月2日
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齋藤孝

雑談のルールを知るだけで夫婦・家族仲はよくなる

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夫婦や恋人、男女間の会話のトラブルで多いのは「何気ない会話」に関するもの。
妻からの不満は「話を聞いてくれない」「『だから何?』と返される」
「頼んでいないのに、上から目線でアドバイスしてくる」。
一方の夫のほうも「話が長い」「何が言いたいのかわからない」
「くだらない話につき合わせるのは苦痛」と非難ごうごう。
ところが、雑談のルールを知るだけで、驚くほど夫婦や家族との仲がよくなり、
雑談が苦ではなくなります。すぐに実践したくなるルールをご紹介します。

雑談に白黒つけてはいけない Photo:milatas-Fotolia.com

夫婦・家族仲が良くなる会話術

 実は雑談には3つのルールがあります。

 ルール1 中身がないことに意味がある
 ルール2 結論はいらない
 ルール3 サクッと切り上げる

 このルール2「結論はいらない」は非常に大きなポイントです。
 今回はこのルールについて説明したいと思います。

 著書『雑談力が上がる話し方』や新刊『会話がはずむ雑談力』を読んだ方から多く寄せられた感想は、次のようなものでした。

 「ルール通り雑談をしたら、夫婦仲が良くなった」
「『結論はいらない』を守ったら、思春期の娘と久しぶりに会話ができた」
「介護している親とケンカにならず楽しく話ができるようになり、びっくりした」
「営業職でビジネスのために雑談を学ぼうと本を読んだのに、
 妻との関係が良くなったのは存外の喜びだった」

 男性読者の方からの感想がほとんどでしたが、このルール2「結論はいらない」を実践したことで、身近な人との人間関係が良好になったケースがとても多く、私も驚きました。

 さっそく、雑談のルール2「結論はいらない」について、詳しく説明していきましょう。

なぜ話に白黒つけてはいけないのか?

 雑談に結論はいらない。つまり、何気ない会話には「白黒つけない」ことが基本です。

 「営業活動でのつかみのトークとして『雑談』を学ぶつもりで読んだら、妻との仲がよくなった」
「娘との会話がはずむようになった」というような、男性読者の声が多かった。
 つまりそれだけ、夫婦や家族間での雑談がうまくできない、妻と会話が盛り上がらない男性が大勢いるということです。

 仕事のために雑談を身につけようと思ったら、家族との会話がはずむようになった。
 この現象は、見方を変えると、家族との会話がうまくできなかったことに対して、当の本人は、まったく無自覚だったともいえるでしょう。

 ごく身近な人との関係においても、雑談は非常に重要な役割を担っているのです。

 夫婦や家族との会話にも、「中身のある会話」と「中身のない会話」があります。
 子供の学校行事や家族の予定の確認、「あれ、やっておいて」「これ、お願い」といった連絡事項など、夫婦間や家庭内にも、ビジネス同様に「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」などの用件は存在します。

 そしてそれ以外の、ご近所のウワサやPTAでの出来事、テレビやニュースの話題、「あそこのスーパーはこっちより品ぞろえがいい」とか「セールだから洋服を買おうかしら」といった話題は中身のない話=雑談の範疇といえます。

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会話がはずむ雑談力

商談、接客、面接、インターンシップ等、あらゆる場面で必要とされるスキルが「会話力」。なかでも、何気ない会話のキャッチボールである「雑談力」は、コミュニケーションスキルの1つとして重要視されている。この連載では、口下手な人や「中身のない会話」が苦手な人でも、誰とでもうまく話せるコツを紹介していく。

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