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就職できない若者の「トンデモ言動」

なぜイマドキの新入社員は雑談が苦手なのか

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第62回】 2016年8月24日
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雑談が苦手な新入社員が7割にも上るのは、一体なぜでしょうか

 最近の新入社員の約7割が「雑談力に自信がない」というのをご存じでしょうか。

 2014年にGunosy(グノシー)が行った「ビジネスパーソンの雑談力に関する実態調査」で、新入社員に「自分には雑談力があると思いますか?」と尋ねたところ、48.0%が「あまりないと思う」、21.5%が「全くないと思う」と回答。さらに新入社員の43.0%が「上司とは雑談をしない」と回答していたのです。

 しかし、新入社員は決して上司や先輩を嫌っているわけではありません。彼らは、根本的に素直で真面目な世代。ですから、雑談できないのも「何を話していいか分からない」というのが最も大きな理由ではないでしょうか。

 もちろん雑談ばかりする若手社員も上司から見れば困りものですが、全く雑談ができないのも円滑な人間関係を難しくするため、できれば克服してもらいたいもの。

 ではなぜイマドキの新入社員は雑談が苦手になってしまったのでしょうか。

雑談以前にリアクションがない新入社員

 新入社員に話しかけても、YESかNOかでしか答えが返ってこない――。新人研修をしていると、こうした場面によく遭遇します。

 ですが最近は、そのどちらかが返ってくるならまだ良い方で、下手をすると「はぁ…」というどちらとも取れない返答しか返ってこない場合があります。「今回の受講生はあまり反応がありませんよ」という研修担当者の報告もたびたび耳にします。

 感情を表に出さない、感情の起伏が少ない。「悟っている」などとも言われますが、もちろん彼らに感情がないわけではありません。

 大学内の食堂や、学生向けセミナーで見かける若者世代は、しっかりとした意思疎通ができていたり、感情をしっかりと表に出すことができています。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

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