近い将来、
日本の医療は劇的に変わる

豊田 これだけ国がお金を使って、いつでも病院に行ける国って日本くらいしかないです。

堀江 他国はだいたい予防のための受診義務がありますよね。予防医療は医科と歯科の連携が必要。歯周病は万病の元です。例えばドイツは歯周病を予防するために歯科に行って歯のクリーニングをしないと保険が適用されなくなるんですよ。

豊田 それが義務ですよね。予防接種で考えてもそうですね。タミフルを保険適用とするなら予防接種を受けることを義務化する方が、ロジックとしては成り立っている。

堀江 自然と楽しく予防できるシステムができるといいなと思いますね。それがファーストステップ。

豊田 インターネットは良い手段ですよね。

堀江 これから医療技術はすごく進む。そういうのをタイムリーに発信することが大事。多分10年やそこらで病気になりそうな指標は全部モニタリングされると思いますよ。尿とか血液で結構どんな健康状態かが分かるじゃないですか。それに色々な人たちがアプローチしている。トイレに付けるデバイスを作っている人もいる。それに対してどう治療するかも、クラウドとセンサーがつながる。AIはそれを診断するのも得意分野だと思う。

豊田 病院の外、手前でどこまでが医療かをもう一度見つめ直さなければいけない時期に来ていますね。

(記事提供 クリエイター・エージェント)

ほりえ・たかふみ/実業家、株式会社ライブドア元代表取締役CEO、SNS media&consulting株式会社ファウンダー。1972年、福岡県八女市生まれ。ライブドア代表取締役CEOだった2006年、証券取引法違反で逮捕され、懲役2年6ヶ月の実刑判決が下る。2011年6月収監、13年3月仮釈放、同年11月刑期満了。 現在は、ロケットエンジンの開発を中心に、スマホアプリのプロデュース、有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」の配信、会員制コミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校」の運営など、幅広く活躍。

とよだ・ごういちろう/株式会社メドレー 代表取締役医師
1984年、東京都出身。医師・米国医師。高校時代に脳科学の面白さに魅了され、東京大学医学部へ進学。卒業後は、脳神経外科医として総合病院に勤務し、手術や救急外来での業務などに明け暮れる。その後アメリカへ留学し、小児脳の手術に関連した神経生理学の研究に従事。米国での脳研究成果は、国際的な学術誌の表紙を飾る。日米での脳神経外科医としてのキャリアを歩む一方で、日本が直面する高齢社会や医療費の高騰、医師不足などの課題に危機感を募らせるようになり、医療を救う医師になろうと臨床現場を離れることを決意。2013年にマッキンゼー・アンド・カンパニーに転職。主に製薬企業や医療機器メーカー、保険会社などヘルスケア業界の企業に対するコンサルティングに従事し、幅広いヘルスケア業界の知見を蓄積。2015年2月より株式会社メドレーの代表取締役医師に就任。オンライン病気事典「MEDLEY」やオンライン診療アプリ「CLINICS」など、医療領域に踏み込んだ患者向けサービスを展開している  Photo by K.Y.