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王道経営
【第2回】 2017年3月10日
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新 将命

二流の経営者と一流の経営者は何が違うのか
勝ち残る企業を決める原点は「経営者」

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勝ち残る企業を創る鍵は「黄金のループ」にある。黄金のループとは、(1)「経営者品質」、(2)「社員品質」、(3)「商品・サービス品質」、(4)「顧客・社会満足品質」、(5)「業績品質」、(6)「株主満足品質」であり、この6つの要素がステップを踏んで循環しているという。その起点となるのが、「経営者品質」だ。

魚は頭から腐る

 経営する会社が、勝ち残る会社であるか否かは「6つの品質」によって決まる。6つの品質とは、「経営者」、「社員」、「商品・サービス」、「顧客・社会満足」、「業績」、「株主満足」である。この6つの要素が6段階で相互に機能し合ってひとつの流れ(ループ)となって循環している。これを私は「黄金のループ」と名づけ、王道経営の鍵と考えている。

 「黄金のループ」の中で、経営者品質はこの六つの品質の起点であり、原点である。会社が倒産する原因の80%以上は経営者にある。会社は経営者の器以上にはならないといわれる。会社の結果のほとんどは、経営者次第で決まってしまう。

 世界のソニーが、往時の輝きを失ったのも、かつて史上最大の赤字額を計上した、日立製作所が立ち直ったのも、その原因は経営者にある。

 二流の経営者と一流の経営者は何が違うのか。二流経営者は、正しい経営の原理原則を知っていて、それを実行する人である。対するに一流経営者は、知っていることを「実行し続ける」人である。この差は大きい。

 私が経営者研修でモスクワに行ったとき、ロシア人のビジネスマンから聞いたロシアの諺が「魚は頭から腐る」である。新入社員がダメだから、会社がダメになるということはあり得ない。会社が腐るのは、経営者という頭が腐っているからだ。

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新 将命

株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。1936年生まれ。早稲田大学卒業後、シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で40年にわたり社長職を3社副社長職を1社経験。株式会社ティーガイア、ライザップグループ株式会社を含む数社の社外取締役を務める。長年の経験と実績をベースに、国内外で「リーダー人財育成」の使命に取り組んでいる。

自身のビジネス人生で得た実質的に役立つ独自の経営論・リーダーシップ論は経営者や次世代リーダーの心を鼓舞させ、講演会には常に多くの聴講者が詰め掛けている。著書に『経営の教科書』(ダイヤモンド社)『伝説の外資トップが説く リーダーの教科書』(ダイヤモンド社)、『伝説の外資トップが説く 働き方の教科書』(ダイヤモンド社)、『伝説の外資トップが説く 仕事と人生で成功するために本当に必要なこと』(ダイヤモンド社) など。またオリジナル教材『新将命の経営・リーダーシップ実学』やCD教材等も。

新将命 公式サイト

 


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あまりにも頻発する企業の不祥事に危機感を覚えた“伝説の外資トップ”が、「日本の経営者は、いまこそ王道に立ち返れ」と、40年をかけて体得し実践してきた王道経営の真髄を魂を込めて伝える。

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