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一流の育て方
【第1回】 2016年2月19日
著者・コラム紹介バックナンバー
ムーギー・キム,ミセス・パンプキン

一流エリートと二流エリートの差は、
親の「この違い」がつくる

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竹中平蔵教授が「『親の教科書』といえる稀有な良書」と評し、『「学力」の経済学』著者、中室牧子氏が「どうやって子どもをやる気にさせるのか、その明快な答えがここにある」と絶賛!
“グローバルエリート”ムーギー・キム氏と、子育て連載でバズ記事連発のミセス・パンプキン氏が膨大な「家庭教育調査」から著した画期的な一冊『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子』を育てるから、子どもにとって「本当にためになる」育て方の秘密を公開する。
第1回は、ムーギー・キム氏が担当する。

自己実現している人と、単に偏差値が高いだけの人の差は、いったいどこからくるのか?

 私はこれまでさまざまな国で、各国のトップクラスの大学を出て、世界的な大学院で学び、最難関とされる企業で働くエリートたちと接してきた。
 その中で興味を引いたのは、学歴やIQなどは同水準の彼らエリートの中でも、主体的に決断を下していき、瞬く間に出世して自己実現するリーダーと、いつまでも受け身でうだつが上がらない、万年平社員で終わる社員に大きく分かれていたということであった。

 リーダーシップあふれる一流のビジネスパーソンと、単に勉強ができるだけの二流エリートたちのこの差はどこから来るのだろうか。
 彼らのIQや通っている学校のクオリティおよび入社後のトレーニングに大差がないことを考えれば、その差は幼少期からの教育環境、各家庭での教育に起因するのでは、と私は考えた。

アンケートの経緯:こんな立派な学生の、親の顔が見てみたい
一流の家庭教育に学ぶ、リーダーシップ教育の本質

 「一流のエリートと二流のエリートを分ける家庭教育の真髄」を探る中、幸運にも日本を代表するトップクラスの優秀な若者たちに、彼らの受けた家庭教育に関して大規模なアンケート調査をする機会に恵まれた。

 私は東洋経済オンラインでの連載である「グローバルエリートは見た!」や『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』(東洋経済新報社)などの著作に絡んで、グローバル企業でのキャリアを志向するさまざまな就職活動生にキャリアアドバイスを求めていただくようになった。
 彼らは単にいわゆるトップクラスの大学に入ったのみならず、学生時代から起業したりNPOを率いて途上国で開発援助に携わったり、大学の研究室で特許を取得したりと類まれなリーダーシップを発揮している。彼らの話を聞けば聞くほど立派であり、次第に「こちらこそアドバイスしてほしいもんだ」という想いが強くなっていった。

 「こんな立派な学生さんたちの、親の顔が見てみたいもんだ」と思った私は直ちに、彼らを相手にアンケート調査をし、幼少期から一体全体、どのような教育方針で育てられてきたのかを調べることにした。
 ここには200人を超える、東大・京大・早慶を中心とした学生の中でも、学生時代に突出したリーダーシップを発揮してさまざまなグローバル企業に進んだ学生に、両親の家庭教育を振り返って感謝している点、直してほしかった点を自由に記述してもらったアンケートがある。

 本書で紹介していく大量のアンケートの回答一つひとつが、育児に関して非常に示唆に富むものであり、注意深く読めば読むほど豊かな教訓を味わえる。そして驚いたことに、これらは本質的には、社会人全般に共通する「リーダーシップを育成する本質」ともいえる教訓の数々であった。
 かくして私は、幼少期のどのような家庭教育が、成人してからのリーダーシップを育むかに焦点を当てた本書を執筆する運びとなったのである。

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ムーギー・キム

1977年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。INSEADにてMBA(経営学修士)取得。大学卒業後、外資系金融機関の投資銀行部門にて、日本企業の上場および資金調達に従事。その後、世界で最も長い歴史を誇る大手グローバル・コンサルティングファームにて企業の戦略立案を担当し、韓国・欧州・北欧・米国のほか、多くの国際的なコンサルティングプロジェクトに参画。2005年より世界最大級の外資系資産運用会社にてバイサイドアナリストとして株式調査業務を担当したのち、香港に移住してプライベートエクイティファンドへの投資業務に転身。フランス、シンガポール、上海での留学後は、大手プライベートエクイティファンドで勤務。英語・中国語・韓国語・日本語を繰る。グローバル金融・教育・キャリアに関する多様な講演・執筆活動でも活躍。著書に『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』(東洋経済新報社)がある。

ミセス・パンプキン

1947年生まれ。立命館大学法学部卒業。一般的な家庭でありながら、4人の子どもはそれぞれ、プライベートエクイティ・プロフェッショナル、ニューヨーク州弁護士やロンドン勤務の公認会計士、カナダの大学教員などグローバルに活躍するプロフェッショナルに成長。東洋経済オンラインでの長期にわたる人気連載「ミセス・パンプキンの人生相談室」では膨大な数の育児相談をこなし、さまざまな家庭の問題について、洞察あふれるアドバイスを提供している。


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