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みんなの就活悲惨日記 石渡嶺司

これから動き出す大学3年生に伝えたい
震災後、大激変の就活を乗り切る6つの鉄則【前編】

石渡嶺司 [大学ジャーナリスト]
【第21回】 2011年4月26日
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 本連載の書籍版『なぜ9割は就活に疲れるのか?』の原稿執筆に疲れている石渡です。当初は連載をそのまま書籍化するという、著者にとって楽な企画でした。が、冷静に考えなくても、ネットでタダで読めるものに、本の代価を払うわけがないわけでして。かくて、章の統合と改稿などに明け暮れ、結局、一から全部書いた方が早いんじゃないの、というくらいの話になってしまいました。

 「というわけで、今週はお休みを」と担当さんにお伝えしようとしたところ、「オヤ」までいったところで殺気を感じ、「今週、結構きついけど、何とか頑張ります」と心にもないことを話して、掲載とあいなりました。人生、長く生きていれば殺気をうまく回避するのも大切です。

 というわけで、今週のテーマは大学3年生です。

 就活の講演や相談などをしていますと、対象が就活生なのに、就活前の学生が紛れ込むことがよくあります。聞いてみると「就活が不安なので、ちょっと聞いてみたかった」「就活で何をやれば有利かと思った」などの返事がきます。

 大学1~2年生と3年生では、微妙に異なるので今回は3年生向けということで「大激変の就活を乗り切る6つの鉄則」をご紹介していきます。

政治・経済情勢が採用を左右する
就活生は新聞、雑誌、本を広く浅く読もう

1.政治・経済情勢に注目する

 今月、名古屋短期大と京都精華大でそれぞれ講演をしたとき「大震災後に就活状況はどう変化するか?」との質問をそれぞれ受けました。私の答えは「わかりません」。

 戦後史上初めての出来事、しかも今後の情勢は現時点で全く不透明です。

 経済情勢については、今後の復興需要で上向きになる、という楽観論があります。その一方、外国人観光客の落ち込みや福島原発事故のダメージで景気がさらに冷え込み採用数も落ち込む悲観論もあります。

 4月8日、就職情報会社・ディスコは大震災の影響による採用活動についてのアンケート結果を公表しました。

 これによると、92.2%の企業は採用人数について「当初の計画通り」と回答しています。

 もちろん、この調査結果は4月8日時点でのものです。業界によっても異なりますし、福島原発事故の影響が収束するのか、拡大するのかによっても大きく変わってくるでしょう。

 この経済情勢を大きく変える力を持っているのが政治です。

 被災した自治体の首長は今、絶望的な状況に必死に立ち向かい、闘っています。今週の週刊ダイヤモンドの政治コラム「永田町ライヴ!」にはそうした自治体首長の1人、立谷秀清・相馬市長を紹介しています。

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石渡 嶺司 [大学ジャーナリスト]

1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。日用雑貨の営業の派遣社員、編集プロダクションなどを経て2003年に独立。日本全国350校を超える大学を調査、とくに就職活動をめぐって、学生や大学就職課、教職員団体、あるいは高校生向けに積極的な執筆や講演活動を行う。主な著書に『就活のバカヤロー』『最高学府はバカだらけ』(以上、光文社新書)、『ヤバイ就活!』『就活のバカタレ!』(以上、PHP研究所)などがある。


みんなの就活悲惨日記 石渡嶺司

「第二次就職氷河期」といわれる現在。学生、企業、大学、親など、取り巻く関係者すべてに悲壮感が漂っている。こうした悲壮感が漂うなか、彼らの実態とはどのようなものなのか。その様子を時系列で追いながら、誰が就活を悲惨にしているのか、“犯人”を探る。

「みんなの就活悲惨日記 石渡嶺司」

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