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【北京発レポート】
中国人は日本の不信任案騒動をどう見たか――
理解不能の政争に重ねる昔暴れた日本人の姿と
高まる政治安定化への願い

2011年6月8日
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今回の不信任案騒動は、中国人の目にどう映ったのだろうか。震災後の「美徳の国」に起こった突然の政争は、中国の人たちにとっては理解不能である。何よりいまの中国が求めるのは、日本の政治の安定と原発事故の一刻も早い終息だ。(北京在住ジャーナリスト 陳言)

 中国の有力ウェブサイト・新浪ネットのテレビ対談番組に出演している清華大学当代国際関係研究院の劉江永教授は、6月2日に日本の国会で不信任案が否決されたことを確認して安堵した。

 「日本では新たな一大混乱はなんとか避けることができた。菅さんも来年まで首相の責務を果たすのではないか」と、対談の中で繰り返して強調した。当日の午後5時(現地時間)ごろのことだった。

 どのニュースサイトも日本の政局がトップページを飾っており、日本の政治は不信任案によって危機的な状況にあると報じていた。しかし、もともと菅首相の写真を多くは持っていないためか、日本のメディアが使っているような、下を向いてやつれた菅首相の写真はさほどなく、明るく微笑んでいる写真ばかりだった。危機というイメージはあまり伝わっておらず、実際、菅首相はうまい具合に、その危機を乗り越えたように見えたのだ。

 「中国経済は、今後いろいろな局面で、経済大国の日本に助けてもらわなければならないが、日本がどんどん弱くなっていくのは、中国にとって絶対に良いことではない」と、日本経済研究者の顔志剛氏は言う。「しかし、日本の政治的な不安定は、もう5年も続いている」(顔氏)。今はさらに大地震、原発事故に遭遇し、しばらくは停滞から抜け出せないようだ。せめて日本の政治は安定してもらいたいと、多くの中国人は思っている。

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