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効率よく短期集中で覚えられる7日間勉強法
【第7回】 2017年6月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
鈴木秀明

苦手分野はむしろ捨てないほうがいい

新刊効率よく短期集中で覚えられる7日間勉強法は、東大を独学で現役合格し、年間50以上、累計500超の資格を取得してわかった超合理的な方法を網羅しています。「時間をかけずに短期集中で勉強し、しっかり結果を出せる」――それが、「7日間勉強法」。どんな勉強にも応用できる、この短期集中のサイクルを一部抜粋して紹介していきます。

得意分野よりも苦手分野を強化するほうがいい

 「自分には難しすぎる、習得に時間がかかりすぎるところは捨てる」とお話ししました。これは、ただ単に「苦手だ」とか「やる気が起きない」という分野のことではありません。苦手分野こそ、むしろ捨てないほうがいいのです。

 何枚かの長さの異なる板を貼り合わせてつくった桶に溜めることのできる水の量は、最も長さの短い板によって決まるものです。長い板の長さをどんなに伸ばしても、溜められる水の量は変わらないですよね。

 これは、勉強に置き換えれば、「得意分野よりも苦手分野を強化するほうがいい」ということになります。水の量、つまり得点を多くするためには、長い板(得意分野)をさらに伸ばすよりも、短い板(苦手分野)を長くするべきなのです。

 「合格ラインと今の実力とのギャップを埋める」ことが、合格への一歩です。

 すでに80点取れているところを90点や100点に伸ばすのは難しいことですし、どんなに頑張っても伸ばせるのは20点までです。それに対して、現状40点しか取れていないところを70点に伸ばせれば、30点もプラスになります。苦手分野を強化したほうが、ギャップを埋められるのです。

 また、自分が苦手なところというのは、たいていほかの人も苦手としていることが多いので、ほかの人の逆をいくことで、差をつけることができます。反対に、自分が得意としている分野は、ほかの人も得意としている可能性が高いので、そこを伸ばしても差をつけることができません。

 概して苦手分野は、ただ「食わず嫌い」なだけで、やってみると意外に簡単に伸ばせることもあります。

 私は、もともと理系のため国語が苦手だったのですが、大学受験の際、序章でお話ししたように工夫して勉強したところ、学年トップの成績をとることができました。東大模試でも、国語で成績上位者一覧に名前が載ったこともあるくらいです。この経験をもとに、資格試験を受けるときにも、苦手分野は捨てないようにしています。

 苦手分野こそ敬遠せずに、思い切って取り組んでみることをおすすめします。

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鈴木秀明(すずき・ひであき)

資格・勉強コンサルタント。
1981年8月4日富山県生まれ。高校時代は塾・予備校に通わず、独学で東京大学理科一類に現役合格。東京大学理学部卒業。東京大学公共政策大学院修了。
24歳でAll About「資格」ガイドに就任。行政書士、中小企業診断士、気象予報士、証券アナリスト、宅地建物取引士、1級FP技能士をはじめとした500を超える資格をすべて独学で取得。年間50以上のペースで資格を取り続けている。
資格ガイドブック『最新最強の資格の取り方・選び方全ガイド』(成美堂出版)を毎年監修するほか、「日経ビジネスアソシエ」「プレジデント」といったビジネス誌の資格特集の監修、フジテレビ系「笑っていいとも!」「アウト×デラックス」のテレビ出演など、メディア出演実績はのべ200回以上。
資格試験の試験機関へのコンサルティング・プロモーション支援や、テレビのクイズ番組への問題作成支援などの活動も行う。また、ベネッセ「進研ゼミ中学講座」にて入試直前期勉強特集に先生役として登場するなど、試験直前追い込み期の勉強や、短期集中型の超効率勉強のスぺシャリストとして多方面で活躍中。


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