見本市は真剣勝負の場だ。メーカーは渾身の新作を披露し、バイヤーやジャーナリストは眼を凝らして顧客や読者に案内するに値するプロダクツを探す。スイスの時計フェアに20年前後通う、時計を知悉した3人の書き手が、本誌読者にふさわしい、ビジネスシーンで身に着けていただきたい51本を今年もセレクト。日本への入荷がいよいよ始まるこの時期に一挙ご紹介する。一生もののパートナーはきっと、この特集から、見つかる。
文=菅原 茂、並木浩一、富永 淳、数藤 健

今年も押します、太鼓判!
菅原、並木、数藤の3人の執筆陣が、特に注目すべき今年の新作15本に"太鼓判"を押します!大きな太鼓判は「特にオススメ」の逸品。品定めのご参考に。


SIHH 2017

毎年ジュネーブで催される"SIHH"は世界屈指の高級時計の展示会である。27回目の今年は1月15日から19日に開催。カルティエをはじめ、ジラール・ペルゴやユリス・ナルダンを新たに加えた17の著名な高級時計ブランドに、独立系が集うカレ・デ・オルロジェ(時計広場)を加え一段と充実した内容で楽しませた。

シンプルウオッチの極みに宿るのは抜群の存在感

カルティエ

 男性用腕時計として昨年誕生した「ドライブ ドゥ カルティエ」に、超薄型モデルが新たに加わった。新鮮なクッションシェイプのケースが醸すスタイリッシュな趣を一段と際立たせているのが、その薄さ。同コレクションの中では最も薄く、手巻きムーブメントによる表示もごくシンプルな2針。高級時計の代名詞であるところの超薄型とシンプルを独創的な美学によって表現したこの腕時計は、まさにエグゼクティブが自身の良きセンスを語るにふさわしい逸品。

問い合わせ先=カルティエ カスタマー サービスセンター 0120-301-757

漆黒の永久カレンダーは
スポーティでラグジュアリー

オーデマ ピゲ

 永久カレンダーは名門オーデマ ピゲが得意とする複雑機構。その超絶メカニズムを看板モデルに搭載し、マテリアルにはブラックセラミックを採用した大注目の新作が「ロイヤル オーク・パーペチュアルカレンダー」だ。スポーティで複雑、ラグジュアリーなセラミックという、多義的な魅力が組み合わさったシナジーは必見。ハンドフィニッシュが美しい精悍な漆黒のスタイルに、ムーンフェイズが絶妙の色気を添える。

問い合わせ先=オーデマ ピゲ ジャパン 03‐6830‐0000

ゴールドと見まごうような
ブロンズの風合い

モンブラン

 モンブランの腕時計作りを支えるのが、2006年に傘下に加わった老舗マニュファクチュールのミネルバ。事実上一体化し、極上のスイスメードがモンブランへの信頼とともに送り出される幸運な関係だ。そのミネルバのヒストリックな魅力が楽しめる新作が「モンブラン 1858 クロノグラフ タキメーター リミテッドエディション 100」。オールド・ミネルバ的なブロンズの風合いが傑作クロノグラフの記憶を呼び覚ます。

問い合わせ先=モンブラン コンタクトセンター 0120‐39‐4810


WPHH 2017

SIHHと同時期に開催。ブランド創設25周年を迎えたフランク ミュラーを中心にしたグループによる新作が盛大に披露された。

モデルの充実が目覚ましい
新世代トノウ・ウオッチ

フランク ミュラー

 ブランド25周年やジュネーブ郊外に落成した新社屋など、話題に事欠かない今年のフランク ミュラー。4半世紀の軌跡を振り返る代表的なコレクションや特別な複雑時計とともに、今年のハイライトといえば、間違いなく次の時代を担う「ヴァンガード」。シンプルな薄型モデルからトゥールビヨンを搭載するスケルトンまで、続々と新作を拡充する中で、フランク ミュラーの時計美学と超絶技法がますます加速している。

問い合わせ先=フランク ミュラー ウォッチランド東京 03-3549-1949

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