経営 X 人事

部下に面談で「特に話すことないです」と言われたら?~ヤフーの人材育成「1on1」の舞台裏

(※写真はイメージです)

人事の領域で職場内コミュニケーションの手法として関心を集めつつある「ヤフーの1on1」ミーティング。1on1の場で、部下に「特に話すことはないです」と言われたらどうするか。上下間コミュニケーションにおいて、「最悪」なこの状況は、そもそも日ごろの関係性に起因する。といっても、仲が良い・悪いという「折り合い」が問題なのではない。日常的に相手に関心をもって接し、観察していれば、必ず話題は見つかる。それが対話の糸口となるはずだ。

1on1の効能も理解しているし
進め方の基本も研修で習った。でも……

 今回は、管理職の皆さんと話をしていて、「1on1」に関する相談数で1位、2位を争うテーマについてお話しします。

上司:「今日は、何か話したいことはありますか?」
部下:「特に何も話すことないです……」

 すでに1on1を実践している方なら、このセリフだけで場面を想像できるかもしれません。 いわば「1on1あるある」のひとつ。これは、1on1の冒頭で部下から出てくる典型的なセリフです。

 相談者たちによれば、「1on1の効能も理解しているつもりだし、進め方の基本も研修で習った。でも、肝心の1on1に入る手前で困っている」という訴えです。1on1は部下のためという前提に従い、上司はセオリーどおり「今日はどんなこと話したいですか」から始めようとするのですが、その時点でつまずいてしまうというわけです。

 なるほど、確かにこれは悩ましい。研修などで傾聴や質問の方法は学びますが、これらは話すテーマが決まったあとで、対話の中で使えるスキル。そもそも話をしたがらない相手について困っているケースです。

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ヤフーの人材育成「1on1」の舞台裏

人事の領域で職場内コミュニケーションの手法として関心を集めつつあるヤフーの1on1ミーティング。3月に仕掛け人である同社上級執行役員・本間浩輔氏による『ヤフーの1on1』(ダイヤモンド社)が刊行され、そのノウハウが明らかにされた。本連載は、本に書き切れなかった1on1のあれこれを、本間氏とともに社内での普及を進めたスタッフである吉澤幸太氏に語ってもらう。

「ヤフーの人材育成「1on1」の舞台裏」

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