「ダイヤモンド・オンライン 経営・戦略デザインラボ」について
現代のビジネスに「正解」はありません。社会や経済などの環境はつねに変化し、テクノロジーは劇的なスピードで進化し続けています。これまでの理論はあっという間に陳腐化し、柔軟かつ特定の領域に左右されないインターディシプリナリーな思考が求められています。
「因果応報」や「風が吹けばおけ屋がもうかる」という慣用句があります。一見何の因果もなさそうな要素同士でも、実は見えないところで連続していることを表現した言葉です。こうした言葉が存在するように、昔から私たちは物事のつながりを大切にしてきました。世の中の事象はさまざまな要素がお互いに影響を与えながら成り立っています。それぞれの「システム」が複雑に絡み合って、社会という巨大なシステムが動いているのです。それに伴ってビジネスはますます複雑化しています。
では、先が見えず正解のない現代において、そして複雑かつ巨大な社会システムの中で、意思決定をしなければならないリーダーたちは、何をすべきなのでしょうか。究極的には「人とは何か?」「組織とは何か?」を突き詰めるしかありません。テクノロジーや理論はあくまでツールであり、実際に社会やビジネスを動かすのは「人」なのです。
人や組織はどう考え、どう行動するかを考え続ける――。経営・戦略デザインラボは、企業や社会で日々悩みながらも前を向き、変革を推進しようとする「チェンジリーダー」へ、人をベースとした、経営・戦略や組織、そしてイノベーションに関する情報(記事✕イベント)をお届けします。