クレジットカードを上手に
活用できない人は「貧乏予備軍」

 マネー相談を受ける際には、相談内容にかかわらず「家計の年間決算シート」に収入と支出をまとめてきてもらう。保険の見直しでも、住宅ローンの相談でも、最終的には「お金が貯まる家計」を目指すのが目標なので、収入と支出を見せてもらい、バランスをチェックするのはFPとして欠かせない作業となる。

 支出の内訳を見ていると、以前に比べクレジットカードの利用頻度が高い人が増えていると実感する。私がFPになったのは21年前。当時、クレジットカードを利用するのは、お店でのショッピング、ガソリンスタンドでの支払いなど比較的限られた場面だったと記憶する。

 現在は、オンラインショッピングでは欠かせない決済手段だし、民間保険の保険料や公共料金もカード払いが可能になっている。国民年金保険料もカード払いができるとは、隔世の感がある。

 現金で支払うと、家計簿をつけない限り「何に使ったのかわからない支出」となってしまうが、カード払いにすると「いつ、どこで、いくら使った」のかを振り返ることができるので、上手く利用すると家計管理の役に立つ。

 ところが、上手く利用できていない人が圧倒的に多い。決算シートをもとに支出状況をヒアリングしていくと、「とりあえずカードで支払う人」はお金が貯まっていない「貧乏予備軍」だ。将来、お金に困らない「お金持ち」を目指すなら、クレジットカードは上手く使いこなしたい。今回は「お金持ち予備軍」なるためのクレジットカード活用の極意を紹介しよう。