「グーグル・クラスルーム」(Google Classroom)を使って、生徒たちがすでに10億件の宿題を提出したという。
グーグル・クラスルームというのは、3年前にグーグルがリリースした教育向けのアプリケーションで、先生たちが授業を作り、宿題を出し、その提出を受けて採点し、さらに生徒たちの進捗を確認したり、生徒たちとやりとりしたりができるようなものだ。
グーグル・クラスルームは、グーグルが学校向けに無料で提供する「G Suite for Education」に入っており、教育のプロセスを効率的にする生産化ツールの一つと位置付けられている。G Suiteの中には、Gmail、カレンダー、Vault(アーカイブ)、Sheet、Form、Slides、ハングアウトなど、ほとんどは一般向けにも知られているアプリケーションが教育用に揃っている。
教材会社のカフート(Kahoot!)によると、現在グーグル・クラスルームは教育現場で人気になっているようだ。
同社が2017年6月に発表した調査結果によると、全米の学校でG Suiteやグーグル・クラスルームを利用しているのは57%で、マイクロソフトのオフィス365の23%を大きく離している。インターネット上でも、グーグル・クラスルームの使い方を指南する先生たちのブログやビデオがよく見られ、注目が集まっていることがうかがわれる。