ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

すでに10億件の宿題をクラウド経由で提出
グーグルが教育ITに本腰

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第435回】 2017年8月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage
「Google Classroom」は日本語サービスも提供中。教師の作業負担を減らし、生徒の効果的な学習を支援すると紹介されている。(https://edu.google.com/intl/ja/products/productivity-tools/classroom/)

 「グーグル・クラスルーム」(Google Classroom)を使って、生徒たちがすでに10億件の宿題を提出したという。

 グーグル・クラスルームというのは、3年前にグーグルがリリースした教育向けのアプリケーションで、先生たちが授業を作り、宿題を出し、その提出を受けて採点し、さらに生徒たちの進捗を確認したり、生徒たちとやりとりしたりができるようなものだ。

 グーグル・クラスルームは、グーグルが学校向けに無料で提供する「G Suite for Education」に入っており、教育のプロセスを効率的にする生産化ツールの一つと位置付けられている。G Suiteの中には、Gmail、カレンダー、Vault(アーカイブ)、Sheet、Form、Slides、ハングアウトなど、ほとんどは一般向けにも知られているアプリケーションが教育用に揃っている。

 教材会社のカフート(Kahoot!)によると、現在グーグル・クラスルームは教育現場で人気になっているようだ。

 同社が2017年6月に発表した調査結果によると、全米の学校でG Suiteやグーグル・クラスルームを利用しているのは57%で、マイクロソフトのオフィス365の23%を大きく離している。インターネット上でも、グーグル・クラスルームの使い方を指南する先生たちのブログやビデオがよく見られ、注目が集まっていることがうかがわれる。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
 
IT&ビジネス
関連記事
クチコミ・コメント

facebookもチェック

瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


ビジネスモデルの破壊者たち

シュンペーターの創造的破壊を地で行く世界の革新企業の最新動向と未来戦略を、シリコンバレー在住のジャーナリストがつぶさに分析します。

「ビジネスモデルの破壊者たち」

⇒バックナンバー一覧