9月23日、13年目となる『和田裕美の営業手帳 2018』[ライトブルー][ソフトブラック](以下、「和田手帳」)が発売される。著者プロデュースによる手帳では、異例のロングヒットとなるが、一度使い始めたら離れられない、浮気してもすぐ“モトサヤ”に戻ってしまうのはなぜなのか。人気の秘密を伺った。(構成/両角晴香)

週の真ん中に引かれる1本線が
目標達成の鍵となる

――数多く市販されている手帳の中からお気に入りを探し当てても翌年には廃盤、なんてことがよくあります。13年も続いている手帳なんてすごいですね。

はい、使ってくださっているみなさんのおかげです! ありがたいかぎりです。

――聞くところによると、著者がプロデュースしている手帳で10年以上のロングセラーは、野口悠紀雄先生の「超整理手帳」、「和田手帳」と「陰山手帳」くらいだそうですね。

おかげさまで中学生から80歳代まで、リピーターさんはどんどん増え続けています。例えば、農業をされている80代のおばあちゃま。自分が育てている作物のこと、天気のことだとかを書き留めるのにちょうどいいそうで、毎年ハガキを送ってくださいます。

――営業やビジネスマンに限らず幅広い層に使っていただいているのも「和田手帳」ならではですね。でも、その使い方であれば、他の手帳でも代用できそうですね。なぜ、「和田手帳」でないとだめなのか、一度使い始めたら「長期愛用者」になる理由は何だと思われますか?

そうですね。読者アンケートで一番お褒めいただけるのは、「サイズ感」なので、そのあたりかもしれません。制作するときに女性が片手でも持ちやすいスラッとしたサイズということで、変型判のデザインにしたんです。A5スリム(横120mm×縦210mm×厚さ10mm)なので、A4の書類を三つ折りにすると収納できて便利なんです。

――あと「和田手帳」の最大の特徴は、「区切り線」ですよね。週間スケジュール欄の水曜と木曜の間の太い線が人気と聞きましたが、これはどういったものですか?

これは、一週間を前半と後半に分けて中だるみを防ぎ、「週の後半戦を乗り切ろう!」と、仕切り直しをするスタートラインなのです。また、1日を細かくスケジュール管理したい人のために、時間軸の12時と19時に赤い線を引いています。ただの一本の線かもしれませんが、これは想像以上に意味があるのです。

――今はいろいろな方がお使いですが、もともと「和田手帳」はどんな意図で制作されたのですか?

やはり、営業手帳なので数字を追って奮闘する営業のために考案したものです。私が営業をやっていたときは、1年を52週で区切って、お盆も正月も関係なく週単位で目標達成するよう行動していました。そのときに目いっぱいに活用していたのが、手帳だったのです。時間は有限なのに、放っておくとどんどん時は流れてしまいます。月間、週間、時間とできるだけ細かく行動を手帳に書いて数字を「見える化」することで、自分の行動や感情を管理することができました。私が世界142ヵ国中2位の営業成績を残すことができたのは、手帳の効果もあるのです。

――なるほど。一見シンプルに見える手帳にそんな仕掛けが。

実は2018年バージョンから、週間スケジュール欄の隣のメモページに「4分割のマーク」が加わるのです! いまや様々な職業の方が使ってくださっていますので、ご利用者の声に従ってメモページを2分割でも4分割でもできるよう改良しました。