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ベストセラー対談
【第24回】 2016年9月9日
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和田裕美 [営業コンサルタント],加藤昌治

なぜ手帳を使うだけで夢が叶うのか。企画の達人が探ってみた。
『和田裕美の営業手帳』和田裕美×『考具』加藤昌治 対談【前編】

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「和田さんの手帳はどうして12年もヒットしているのですか?」こんな、加藤さんのざっくばらんな質問から始まった本対談。それもそのはず、お二人は今秋、売れる営業マンになるノウハウを伝授するイベント『ウレフェス』を企画し登壇するなど、仕事のパートナーであり友人でもあるんです。顔を合わせればいつも熱のこもったディスカッションが繰り広げられるお二人の本日のテーマは、なぜ『和田裕美の営業手帳』が支持され続けているのか。『考具』を始め企画にまつわる書籍を多数執筆する加藤さんならではの視点で、その答えに迫ります。対談前半は、これまで数多くのユーザーから寄せられる「手帳を使うと夢が叶う」のは一体なぜなのかについて。(構成:両角晴香 撮影:疋田千里)

営業手帳を使い始めた途端、
営業成績トップに飛躍

加藤 本日はよろしくお願いします。前々から気になっていたんですけど、和田さんの手帳(以下、営業手帳)はどうして12年もヒットしているんですか?僕も紙の手帳を使う人なので、本屋さんの“手帳の棚”を見ているほうだと思うんですけど、毎年著者の名前がついた手帳がたくさん出ては消えてを繰り返している印象です。

和田裕美(わだ ひろみ)
京都生まれ。作家、和田裕美事務所株式会社代表、光華女子大学キャリア形成学科客員教授。営業力・コミュニケーション力・モチベーションアップのための講演・コンサルティングを国内外で展開している。小学生のときから通知表に「もっと積極的にお友だちとお話ししましょう」と書かれ続けたほど引っ込み思案な性格にもかかわらず、上京後は外資系企業の営業職に就く。当初はおどおどして相手の目を見て会話することもままならず、長い間つらく厳しい下積み時代が続いたが、独自の「ファン作り」営業スタイルを構築し、試行錯誤を重ね、徐々にプレゼンしたお客様の98%から契約をもらうまでになる。それによって日本でトップ、世界142ヵ国中2位の成績を収めた。その経験から「考え方」と「行動」で運命はいくらでも変えられるのだと実感し、自分が行っていた思考パターンを「陽転思考」として確立する。女性ビジネス書の先駆けとして大きな反響を呼んだ『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』(ダイヤモンド社)がベストセラーになる。ほかに『人生を好転させる「新・陽転思考」』(ポプラ社)、『和田裕美の人に好かれる話し方』(大和書房)など著書多数。

和田 そうなんです。聞けば著者が提案するキャラクターものの手帳で10年以上変わらず出版され続けているのは、陰山英男先生の『陰山手帳』、野口悠紀雄先生の『「超」整理手帳』など数えるほどしかないということです。営業手帳はその一つですから、とても光栄です。

加藤 そういえば以前聞いた手帳業界の人の話によると、毎年同じ手帳を使い続ける人は稀なんだそうです。みなさんその年の気分で毎年違う手帳を楽しむのが主流のようで。

和田 はい。新しいの使ってみたくなりますよね。実は、この手帳のユーザーさんも、他の手帳に一度は浮気して、でもまた戻ってくださる方がたくさんいらっしゃるんですよ(笑)。

加藤 と、いうことは……他の手帳にはない、よほどの魅力が和田さんの手帳にはあるということですね?

和田 魅力がどうかはわかりませんが、ユーザーさんの感想に「営業手帳を使ったら夢が叶いました」とか「書いたことが実現しました」というのが多いんです。不思議なんですが……そうだ、つい先日も不動産営業をしている男性から届いた感想に、こんなのがありました。ちょっと紹介していいですか?

 「営業手帳を使い始めて4年経ちました。最初は手帳なんてどれも同じだろうと思っていたのですが、使い始めた初年度にいきなり営業成績が60人中年間トップになりました。手帳に書いてある『Weeklyのメッセージ』を繰り返し読んで心で唱えると、前向きな気持ちになり、効率良く仕事ができるようになれたのです。この手帳に目標を書くと、毎月のノルマをラクに達成できてしまう。本当に不思議な手帳です」

加藤 手帳で夢が叶う……。なんとも不思議ですよね、たしかに……これって何か特別な仕掛けがあるんですか。

和田 手帳そのものには普通の手帳にはない仕掛けはもちろんあります。ただ私自身、いろいろ試行錯誤して作ったノウハウの何が一番効いてるのかは、よくわかっていないんです。加藤さんなら、企画のプロだから、わかるんじゃないですか?

加藤 和田さんの暗黙知を言葉にしてみる、ってこころみですね。できるかな?

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和田裕美(わだ・ひろみ) [営業コンサルタント]

外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、プレゼンしたお客様の98%から契約をもらうという「ファン作り」営業スタイルを構築し、オリジナルの営業手法によって日本でトップ、世界142カ国中2位の成績を収めた女性営業のカリスマにして先駆者。 短期間に昇進を重ね、女性初、最年少で2万人に1人しかたどりつけないと言われる支社長となる。その後、企画室長、マーケティング部長、最後には最年少の営業部長となり、全国20支店、100名を統括する立場となる。当該企業の日本撤退に伴い独立。執筆活動の他、営業・コミュニケーション・モチベーションアップのための講演、セミナーを国内外で展開している。 著書は女性ビジネス本の先駆けとなった『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』はじめ、『幸せをつかむ! 時間の使い方』『人づきあいのレッスン』『「やる気」が出るコツ、続くコツ』(以上、ダイヤモンド社)、『和田裕美の人に好かれる話し方』(大和書房)、『失敗してよかった!』(ポプラ社)など多数。

加藤昌治(かとう・まさはる)
大手広告会社勤務。情報環境の改善を通じてクライアントのブランド価値を高めることをミッションとし、マーケティングとマネジメントの両面から課題解決を実現する情報戦略・企画の立案、実施を担当。著書に『考具』(阪急コミュニケーションズ、2003年)、『アイデア会議』(大和書房、2006年)、『アイデアパーソン入門』(講談社、2009年)がある。
 


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