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週刊ダイヤモンド 企業特集

旭化成 藤原健嗣社長インタビュー
単なる素材屋ではない
新たな社会価値を創出する

2011年11月11日
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2011年に打ち出したグループ内での「融合」戦略は有効に機能しているのか。またグループを越えてのM&A、さらには合併の可能性はあるのか。藤原健嗣社長に今後の経営戦略を聞いた。
(聞き手/「週刊ダイヤモンド」編集部 臼井真粧美) 

Photo by Kazutoshi Sumitomo

 リーマンショックや東日本大震災といった大きな変化が重なり、社会の価値観が移りゆくなかで、新しい社会価値を創出する。これを中期経営計画に掲げた。世界でリーディングポジションを持って伸ばせる事業に集中していくという従来の戦略に並ぶもう一つの成長戦略として加わった格好だ。

 そのアプローチ方法は「融合」である。各事業会社が従来どおりに既存領域を展開していくとともに、グループ全体が持つポテンシャルを組み合わせて「環境・エネルギー」「住・くらし」「医療」という三つのテーマに組織横断的に取り組む体制を敷いた。多角化経営はバラバラに事業展開しているように見えるが、三つのテーマに向かって行き着く先は「健康で快適な生活」「環境との共生」の二つに収斂(しゅうれん)される。

 グループ横断で取り組む「これからプロジェクト」は新しいビジネスなので、2015年までに一定の成果を出すにはテーマに沿って事業を大きくするためのプラットフォームを手に入れる必要がある。エネルギーや医療でそうしたプラットフォームごとビジネスを買うとなれば、1件で数百億円の単位になることもあるだろう。

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