社会人ならば誰しもが日々付き合っている「メール」ですが、その文面に悩んだことのない人はいないはず。「やたら長すぎて伝わらない」「丁寧のつもりが誤った日本語」「冷たい印象を感じる」「慇懃すぎて逆に失礼に感じる」…こんなメールをもらって驚いたことはないでしょうか?そこで、いま話題の書籍『気のきいた短いメールが書ける本』を参考に、馴れ馴れしくなく、よそよそしくない、“ちょうどいい”メールが書けるテクニックをお届けします。最終回の本日は、忘年会での無礼講をなかったことにするメールテクニックについて。
相手を不快にさせない誘いの断り方は?
忘年会、懇親会、打ち上げ…お誘いが重なるこの時期。どうしてもお誘いを断らなければいけないこともあるでしょう。うれしいお誘いもうれしくないお誘いも、相手の気持ちを損ねないように断るのは難しいもの。
そこで本日は『気のきいた短いメールが書ける本』から、相手の気持ちを傷つけずに、上手に誘いを断るメールの極意と、万が一飲み会で失礼をしてしまったときのお詫びメールの極意をお教えします。
イベントのお誘いや、年齢も近い相手から軽く誘われた程度であれば、お詫びの言葉などは入れず、軽く返したほうがかえって相手も「ふられた感」が少なくてすむので、簡単に短く返しましょう。
お世話になっております。
忘年会のお誘い、ありがとうございました。
あいにくその日は先約があり、ご一緒できません。
とても残念です。
これにこりず、
またお誘いいただければと思っております。
今後ともよろしくお願い致します。
もう少し丁寧にしたい場合は、「せっかくですが」「せっかくのお誘いですが」とつけてもいいでしょう。
ただ、気心の知れた友だちならともかく、飲み会などのお誘いであっても、残業を理由に断るのは失礼なので、断る理由は名言せずに返信するのがいいでしょう。
例えば、「残念ながらどうしても動かせない予定が入っております」「その日は出勤日のため、お伺いできません」「所用のため、参加がかないません」などと、誘いを優先しなかったようなイメージがでないよう断りましょう。