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飲み会で「無礼講」を許すのはなぜ「ダメ上司」が多いのか

安藤広大 [識学代表取締役社長]
2016年12月14日
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これからの時期、飲み会が増えてくる方も多いでしょう。社内での飲み会も増えて、部下と席を供にする事も増えてくるのではないでしょうか。「飲み会」において、上司が注意すべき事について、今回は解説をさせて頂こうと思います。(株式会社識学代表取締役社長、組織コンサルタント 安藤広大)

プラスには作用しない
「無礼講」の飲み会

組織運営において、まず重要になってくるのは、上司、部下がそれぞれの立場の違い、責任の違いを正しく認識をする事です

 「今日は無礼講だ!」――。

 この言葉自体は、最近ではあまり聞かれなくなった言葉かもしれませんが、こういった考え方は残っているように思います。飲み会の時くらい、「上司部下の立場を忘れて話をしよう」「一人の人間同士のつき合いをしよう」という考え方です。

 「無礼講」の飲み会では、上司と部下の関係性が希薄になります。いつもより、部下は上司に対して慣れ慣れしくなり、時には上司を批判するようなコメントも許されます。また、上司は部下に気を許し、友達と接するような振る舞いをして、時にはカラオケで同じように騒ぐのです。

 そして、上司部下の垣根がなくなり、まるで大学のサークルように盛り上がった後に、上司はこのように言います。

 「今日でさらに結束が高まった。明日から更に頑張ろう」

 果たして、この飲み会は仕事においてプラスに作用するのでしょうか。残念ながら、プラスに作用する事はありません。正確に言うと、作用し続ける事はありません。確かに、一時的にコミュニケーションが円滑になって、プラスに作用するように感じる事はあるかもしれませんが、残念ながらそれも長続きはしません。

 なぜなら、それぞれが、上司と部下の立場を誤解したまま業務に取り組む可能性が高まるからです。

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