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 大相撲11月場所は、横綱白鵬が優勝回数を前人未到の40回の大台に乗せて幕を閉じた。が、白鵬が優勝インタビューで「場所中、水を差すようなことになったことをお詫びしたい」と語ったように、今場所は取組よりも土俵外での出来事が世間の注目を集めることになってしまった。いうまでもなく横綱日馬富士の暴行事件に端を発した騒動である。

「暴行した日馬富士が悪いのは確かだが、殴られた貴ノ岩にも非がある」とか「問題を複雑にしたのは貴ノ岩の師匠の貴乃花親方だ」とか「いや、貴乃花親方の対応こそ正常で、悪者にしようとしている方がおかしい」とか、メディアを通してさまざまな主張や憶測交じりの情報が飛び交い、収拾がつかない状態になっている。

 場所後には日馬富士に何らかの処分が下され事態は収束に向かうはずだが、可能な限り真実を明らかにし、ファンの多くが納得する決着を導いてほしいものだ。

渦中で名前が挙がった
鳥取城北高校とは

 ところで今回の騒動では高校相撲の名門校の名前が報じられることになった。鳥取城北高校である。いきさつはこうだ。

 貴乃花親方は弟子に戦う相手である他の部屋の力士と必要以上に親しくなることを禁じているそうだ。が、この時は鳥取巡業ということもあって貴ノ岩は母校である鳥取城北高相撲部の集まりに呼ばれ、“それならいいだろう”と貴乃花親方は出席を許したらしい。鳥取城北高OBには関脇照ノ富士や大器逸ノ城、小兵ながら抜群の身体能力で関取になった石浦など、そうそうたる現役力士がいる。ライバルとはいえ同窓の仲間の集まりなら、と貴乃花親方は情を見せたわけだ。