ビットコイン先物取引が始まったことの重要な意味

 ビットコインの先物取引が一般の取引所で開始された。これによって、多くの情報が得られるようになった。

 これまで、「ビットコイン価格はバブルだから、大暴落の可能性がある」という意見がある半面で、「最近、大きく値上がりした傾向が、将来も続くだろう」との見方もあった。

 このどちらがより確かかについて、判断する材料がほとんどなかったのだが、先物価格が形成されたことによって、ある種の見通しができるようになった。

 また、先物を利用して、リスクが低く利回りが高い資産を作れるようになったことの意味も大きい。

機関投資家が参入して、
マーケットが広がる

 12月10日にシカゴ・オプション取引所(CBOE)が、ビットコインの先物取引を始めたのに続き、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)も日本時間18日午前8時に開始した。