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金融市場異論百出

独首相の緩和行き過ぎ批判に
反応分かれるFRBとECB

2009年6月18日
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 「サルコジ仏大統領に攻撃されたとき、あなたはECB(欧州中央銀行)の独立性を守ると言って、非常に攻撃的だった。しかし今回ドイツの首相に攻撃されたあなたはソフトに見える。フランスよりもドイツの攻撃のほうが、あなたは好きなのか?」

 6月4日の記者会見で、トリシェECB総裁は、そう聞かれた。

 この数日前、メルケル独首相は、FRB、ECB、イングランド銀行の金融緩和策は行き過ぎだと異例の批判を展開した。4月のG7の前にも彼女は、9・11後のFRBの金融緩和策と、人びとにリスクテークを促した米政府のスタンスが今日の危機を招いたと米国を非難していた。

 今回はECBについても「国際的な圧力に屈した」と彼女は苦言を呈した。5月にECBが決定した600億ユーロのカバードボンドの購入のことを指している。

 彼女は「われわれは独立した、思慮深い金融政策に戻らなければならない。さもないと10年後も同じ状況に陥っているだろう」と述べた。

 欧州の政治リーダーは、ECBを批判してはならないため、主要メディアのなかにはメルケルを非難する論調も見られる。彼女の真意は何だったのか? 

 米国の経済運営に対する不信感が表れた面もあるだろうが、今年9月の総選挙を意識した部分もあるだろう。ドイツ経済は輸出に深く依存してきた。今回の危機では日本に次いで大きな打撃を受けている。

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