ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
2012年の論点を読む

【テーマ2】日本経済は復興需要で復活するか?
独メルケル首相が握る世界と日本経済の命運

【第2回】 2011年12月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 2011年の日本経済は、東日本大震災の影響で、供給力が低下し、マイナス成長に陥ることはほぼ間違ない。では、2012年はどうなるのだろうか。

 結論からいえば、緩やかながらもプラス成長に復帰しそうだ(表1参照)。震災からの復興需要が本格化するうえ、自動車需要の盛り上がり、消費増税前の駆け込み需要などが、見込まれるためだ。

問題国の国債が大量償還
ユーロは1月~3月が天王山

 だが、このシナリオを狂わせるリスクがあるとすれば、それはやはりユーロ危機である。そして、ドイツのメルケル首相こそが、ユーロ危機がハードランディングを迎えるのか、ソフトランディングに成功するのか、そのカギを握っている。

 試練は12年の年明け早々にもやってくる。依然として、財政状況が不安視されているPIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイ ン)諸国の、国債の大量償還が待ち構えているからだ。2月にはイタリア、3月にはギリシャ、4月にはスペインと続く(表2)。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事


2012年の論点を読む

2012年は、世界中がまれにみる政治の季節を迎える。1月の台湾総統選に始まり、ロシア、フランス、アメリカ、韓国では大統領選、中国でも政権交代が行われる。金正日亡き後の北朝鮮情勢からも目が離せない。不透明感が高まるなか、国際関係はいかに変化するのか、ユーロ危機は終息するのか、中国は景気後退に陥らないのか。そして、震災復興需要をテコに日本景気は上向くのか。12年は昇龍の年となるか、臥龍で終わるのか、まさに剣が峰に立つ。課題山積する12年の論点を読み解く。

「2012年の論点を読む」

⇒バックナンバー一覧