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2012年の論点を読む

【テーマ6】
人口70億人を突破した地球の食糧問題を考える②
食糧品が安い時代は、もはや終焉を迎えた
――柴田明夫 資源・食糧問題研究所代表

【第10回】 2012年1月18日
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人口は60年間で3倍に
いずれ地球の限界に達する

柴田明夫(しばた・あきお) 東京大学農学部農業経済学科卒業。1976年丸紅(株)入社、鉄鋼第一本部、調査部を経て、2006年丸紅経済研究所所長。2011年10月資源・食糧問題研究所を設立、代表に就任。著書に『日本は世界一の水資源・水技術大国』 (講談社)など多数。

 国連の推計によれば、2011年10月末で世界人口が70億人を突破した。FAO(国連食糧農業機関)は、人口の急速な増加で世界的に食糧や水、エネルギー資源などの確保がこれまで以上に深刻になるとの見方を示した。

 1950年に25億人だった人口は60年間で3倍近くになった。人口増加が経済に与える影響には二面性がある。これを働き手としてみれば、経済成長を押し上げる要因でむしろ好ましい。一方、人口を「クチ(口)」、すなわち食料やエネルギーの消費者としてみれば、消費は人口が増加するだけ消費量も増大することになり、いずれ地球の成長の限界に直面することを示唆するものである。

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2012年は、世界中がまれにみる政治の季節を迎える。1月の台湾総統選に始まり、ロシア、フランス、アメリカ、韓国では大統領選、中国でも政権交代が行われる。金正日亡き後の北朝鮮情勢からも目が離せない。不透明感が高まるなか、国際関係はいかに変化するのか、ユーロ危機は終息するのか、中国は景気後退に陥らないのか。そして、震災復興需要をテコに日本景気は上向くのか。12年は昇龍の年となるか、臥龍で終わるのか、まさに剣が峰に立つ。課題山積する12年の論点を読み解く。

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